新 勝手にコム論
元宝塚歌劇団雪組トップスター朝海ひかるさん!舞台道を走り続ける朝海さんのちょっぴり昔の記録です^^
カテゴリー「舞台観劇論」の記事一覧
- 2024.11.26 [PR]
- 2008.08.31 中日劇場 エリザベート ③
- 2008.08.24 中日劇場 エリザベート ②
- 2008.08.17 中日劇場 エリザベート
- 2008.04.21 トライアンフ オブ コム ②
- 2008.04.19 トライアンフ オブ コム
中日劇場 エリザベート ③
- 2008/08/31 (Sun) |
- 舞台観劇論 |
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●浦井くぅぅん!!
ヅカ版のルドよりも、もっといろいろと考えて考えて
悩みぬいている感じがしますねぇ・・・。
市民の怒り・暴動もちゃんと目に入っていて、
自分のママが責められていることも知っていて・・・
そしてどうしようもなく追い詰められているッッ。
Mっぽい浦井ルドが素敵です。
武田トートがそこに追い討ちにきました。
浦井くんの高い声での主旋律に、武田くんの甘い低いハモリが加わって
素敵な「闇が広がる」を聞くことが出来ます(*´∀`*)
革命家の方々がルドルフを盛り上げようと奮闘。
コバルトブルーの馬車が再び登場し、
その上でハンガリー国王の夢を見るルドッ!!
革命のダンスがすっごいカッコイイよね!!
激しいダンス!!
コムちゃんのルドルフだったら、東宝バージョンの
この革命ダンスシーンも見たかったなぁぁ~(*´∀`*)
●冷たいママ
実の親子なんだけれど・・・
息子はママの愛に飢え、ママは息子を1人にしすぎた後遺症、
お互いの愛が曲がってしまって分かち合えない・・・・。
ママは冷たく去っていってしまう。
コムちゃんの硬質な表情が本当に何の感情も持ち合わせていなくってね、
自分のことで精一杯の今のママにはルドの想いは伝わらず・・・
トートダンサーに弄ばれ、振り回せれた挙句に、
武田トートに噛み付くような接吻をされ、
浦井ルドはピストル自殺・・・・(哀)
●小さくなった皇后様
我が息子の棺に抱きつき縋るママ。
棺の中の息子に許しを請うように棺を撫でるママ。
そこには人々の喝采を浴びて、溌剌と生きていた皇后様の姿はなく、
生気を吸い取られた小さな女性が1人、悲しみに暮れるだけ。
●コムちゃんの「夜のボート」
同じメロディーの歌を2人で歌っていたプロポーズの頃の面影は
一切なく、コムちゃんからも、鈴木さんからも物悲しさが溢れかえっています。
誤解が誤解を生んだ2人のすれ違い人生・・・。
目を合わすことない2人の姿、
フランツの歩み寄りも虚しく、エリザベートの心は閉ざされたままです。
「いつかわたしの目で見てくれたなら・・・」
そう信じていた2人の想いは実現することなく、
それでも、この期に及んでもなお、
「1度わたしの目で見てくれたなら・・・」と
お互いに願うエリザベートとフランツ。
この悲しい台詞がずっと頭の中を流れます。
●エリザベートが自由になれた場所
大物ならば誰でも良かったのだと証言したルキーニ。
エリザベートとしてではなく、
「誰でも良い」の対象となりその最期を迎えたシシィ。
彼女が抜け出したかった皇后エリザベートとしての人生。
その最期はあまりにもあっけなく見えました。
ヅカ版でのトート閣下が主役のお話とは違い、
トート閣下が勝ち取った愛ゆえの死を感じることはできなかったけれど、
エリザベートがやはり最後の最後まで貫いたのは
「この命はわたしだけのもの」という彼女の信念。
それは十分に伝わってきました。
武田トートに棺に誘導されるシシィは
誰に負かされたわけでもなく、自分の人生を自分の意思で生き、
そして最期も1人で去っていくのだという強さを秘めた表情に見えました。
棺の中に眠るシシィの顔はもはや冷たく、
生ける者としてのオーラを一瞬にして消したコムちゃん。
彼女の魂は2度とルキーニに呼び覚まされることもなく、
今度こそ安らかに、本当の自由になれる場所へと旅立ったのでしょう。
●カーテンコール
ショーがないんだよねぇぇ~~。
ショー有りきの一本物に慣れている私にはちょっと寂しい。
でもバンバンに拍手で出演者の方々に喝采を送りまして、
鏡の間の白いお衣装のコムちゃんに再び感動しちゃいました(*´∀`*)
武田くんとのお手手つなぎも『トライアンフ~』以来^^
お人形のような2人は仲良くアンコールにも応えてくださって^^
何とも可愛らしいコンビだわ~っと癒され、劇場を後にしました。
今回の名古屋ツアー。
名古屋名物を食すこともでき、
ナナちゃんの下を友人と歩くこともでき、
名古屋駅直結高級ホテルからの眺めを楽しむこともでき、
うだるような暑さを無視すれば、最高に楽しい時間でございました^^
やっぱり近場の梅芸も好きだけれど
コムちゃんを求めて、同士と繰り広げる珍道中は素晴らしい(*´∀`*)
進化し続けるコムちゃんのシシィ、
次回は梅田でその勇姿を拝みたいと思います(*´∀`*)チャンチャン!!
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中日劇場 エリザベート ②
- 2008/08/24 (Sun) |
- 舞台観劇論 |
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●子ルドルフのママはコムちゃん・・・。
「ママには会えないの~?」
子ルドルフが可愛いッッそして健気だぁ><
ゾフィーおばぁさまが教育をしているんだけど、
本当に可哀想で・・・・。
子ルドが「ママァ!!ママァ!!」と呼ぶ、
その対象はコムちゃんなんだよな~・・・と
ふと思ってはみるものの・・・・・
「コムちゃん」のイメージが強くって、
ママにはどうしても見えなかったりしました^^;
そんな子ルドがママを求めているときにも、
ママはトートに誘惑されて大変なことに!!
シシィの書斎に現れた武田トートが
かなりグイグイ迫りましてね、
シシィのショールをずりずりと脱がす・・・脱がす・・・
何だかちっとばかし肩が露出しただけなんだけれども、
何だかコムちゃんだとエロさが出ていいですね。
チラリズムが似合う女優だわッ
ずりずりなってるときに
シシィは正気になっちゃって(チッ)
武田くんを突き放しました。
●ミルクの市民にルドルフが^^
ミルクの場面はやっぱり男性陣が入っているだけあって
とっても迫力がありました~(*´∀`*)
友人から「どこかにルドルフの浦井くんがいるよ~っ」と
事前に教えてもらっていたので、オペラで探しました^^
半ば諦めかけたときに、
帽子を目深にかぶり、あまり正面を見ない浦井くんを発見!!
かっこいい~~!!!
市民でボロを着ていても、やっぱりかっこいい!!
最後のキメのときに中央台車の右側に立っているのが浦井くんです^^
●鏡の間の位置が高かった・・・・・
1幕ラストの鏡の間。
ヅカ初演のお花様の美しさに敵う鏡の間シシィを
論者はまだ再演で目にしたことがないので、
東宝のコムちゃんに期待していました。
とっても美しかったのですが、
寝室の扉が階段の上にあるんですよ。
なのでコムちゃんが伏せ目で下りてくるんですよね・・・。
惜しいッッ!
まっすぐ正面を見ているコムちゃんの方がもっとキレイなのに!!
もうちょっと低い階段にならないものだろうか・・・。
最後に扇で顔をバサッと隠すシシィが男前でした(*´∀`*)ノ
●エーアン!エリザベート!!
武田くんの御者姿がかっこいいよぉ!!
鞭をもってシシィの乗る馬車を操ります^^
その姿に気づいたコムちゃんの冷たい目(笑)
「またアナタなのねッ」との鋭い目だよ!!
勝利を手にしたと強気のシシィと
どうせ人生を憎みだすと言い張るトートとの
掛け合いの歌がいいですね~(*´∀`*)
ヅカ版よりも前半部分のお歌が長めで、
シシィの気持ちがより深く理解できます^^
ただトートとやり合うだけではなく、
政治的な要素と絡ませながら、
シシィが1人で歩いていく姿、自分のために切り開いた道を求めている!
ということがとってもよく伝わってきます^^
ポスターで着用しているブルーのドレスだったかな・・・?
ここのコムちゃん、とってもキレイです(*´∀`*)
●子ルド再び
子ルドが可愛い!!
大きな本やらオモチャやらに囲まれて、
暗闇の中でトートと出会います。
一生懸命に歌う少年がホントに健気なの!
最後はセットの本に腰掛けたまま、そのままスライドして
袖にはけていきました・・・・
そのときの「はぁ・・・(僕は1人ぼっちだぁ)」という
表情に何とも胸キュンです。
●アナタの方が自由
病院訪問での歌がすっごい難曲(・。・;
高音がたくさん出てくるんだものッ
コムシシィの狂いそうな心が伝わりました~><
心も身体も束縛されているシシィ・・・
村井パパのように自由に生きたいと願ったシシィには
どうしても受け入れがたい我が生き様です・・・。
●娼館
コムちゃん自身も大好きだと言う娼館のシーン!
すっごい早着替えをしてでも
出演してみたいというコムちゃんですが(@パンフレット)
すっごい似合うと思うわ~~ッ!!
マダムヴォルフもすっごい衣装だよぉ(恥)
どこまで切れ上がっているの!!あの衣装!!
それを越すのはマデレーネ。
網の目のような衣装で、どこまでも露出よ!!
コムちゃんにはそうだな・・・
タチアナを演じて欲しいかな^^
「ウェルカム!!」とか吐息交じりに言って頂きたい。
娼婦の中にかなり色っぽい南海まりちゃん見っけ!!
アキバアイドルみたいだった~~(想像だけど)
顔はコムちゃんと同じで幼いのにさ、
すっごい開脚とかしちゃってね(照)
その筋の方々には人気No1間違いなしの萌えっぷりを発揮です。
●器械体操
コムちゃんのパンツ姿は本当に似合うなぁ!
暗闇で吊り輪に手を伸ばそうとするコムちゃんの姿。
皇太子ルドルフを演じていたころの
少年コムちゃんのように一瞬ですが見えました。
●ゾフィーにもまた涙・・・
我が息子を皇帝陛下と呼ばれるまでに
厳しさをもって育て上げたゾフィー・・・
ゾフィーの気持ちはフランツには伝わらず、
決別を言い放たれるゾフィー・・・・
皇太后としての務めを全うしたゾフィーは
母親と息子との絆を保つことは出来ずに
寂しく旅立っていきました・・・。
彼女の弱弱しい最期の歌声を聞きながら、
母親としても生きたかった自分を押し殺したのだろうな・・・と思うと
泣けてきちゃいました。
●パパみたいになれない。
詩を書こうと紙とペンを持つシシィ・・・
でも書けない・・・詠えない。
そこに現れたのはシシィの憧れ村井パパ。
2人の歌がいいんだよ~~(*´∀`*)
コムちゃんの高音と村井パパの渋い低音。
現実に押しつぶされそうな毎日を送るシシィの前に
久しぶりに現れた夢の中のパパ。
パパを想うシシィは、
自由だったあの頃を思い出して、
久しぶりに束の間の微笑を見せます。
「パパみたいになりたかった・・・」
「努力したわ・・・」
「自分は騙せない・・・」
「人の世を知らなすぎたわ」
「もう遅すぎる」
「パパみたいになれない・・・」
自分の気持ちを吐露するシシィが本当に苦しそうで・・・。
いつから自分の進む道を誤ったのか・・・
押しつぶされそうなシシィの苦悩は
解決の道を探ることが出来ずに、
自由には、パパみたいにはなれないと・・・
シシィの悲しい声がとても切ない場面でした・・・。
コムちゃんが可哀想ではないかぁぁぁぁ!!
この後、ルドルフの登場!!!
(そして力尽き・・・)
中日劇場 エリザベート
- 2008/08/17 (Sun) |
- 舞台観劇論 |
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東宝版『エリザベート』の舞台を始めて観劇してきました!!
一路さんバージョンのCDでまるまる聞いてはいたので、
ヅカ版との歌の違いや、背景の表し方の違いも知っての観劇。
かっこよかった~(*´∀`*)ノ
舞台全体が重々しくて、深みがあって、
主役がトートではなく、シシィというだけで、
やっぱり観る側としての感情移入の対象も違ってきますね~^^
お目当てのコムちゃんシシィを見て、
「かわいいかわいい」
「コムちゃ~~んッッ!!あなたは何て努力をされたんでしょうッッ」
うんぬんの、毎度のごとくファンとして抱く感情はもちろんのこと、
全体的な舞台としても、本当に感動させられちゃいました。
●コムちゃんのお得意分野~幼少時代~
コムちゃんが幼少期のシシィを演じれば、
可愛いことは、もうファンなれば想像できていたことですが^^
本当に期待を裏切らない可愛らしさでした。
声を少し高めに出し、村井パパとじゃれ合う姿は正しく末っ子お嬢様!
村井パパが椅子に足を立てかければ、
その横で足を大またに開いてパパの真似を。
ここでシシィが自由であればあるほど、
パパのように生きたいという思いが強いほど、
これからのシシィの運命が辛く・・・どす黒く・・・
コムちゃんシシィが本当にニパニパよく笑うんです^^
袖へはけて行くときの猛ダッシュも可愛らしいったらないのッ
ところで、棺から蘇ったコムシシィが
トートダンサーに着せ替えられるところ、
後に結婚式の場面でもあるのですが、
そこの「無になるコムちゃん」が良いですねぇ^^
ルキーニの操るがままに回想場面に加えられていくシシィという図が
見事に伝わってきました。
着せ替え人形状態のコムちゃんは本当に魂が抜けたよう。
白いコルセットの上にお衣装を丁寧に着せていく
トートダンサーと高島お兄ちゃんが何とも微笑ましいの。
温泉別荘地でのお見合い。
ルキーニのソフト帽でパタパタと扇ぐシシィ、
衣装ケースの上で足をバタバタするシシィ、
無理なく可愛いのが素敵です。
ソフト帽をポイッと投げ捨てるシシィに
何をするんだよっと拗ねる高島お兄ちゃんもイイ!!
ヘレネ役の南海まりちゃんがまた可愛い!!
あの変ちくりんなドレスをも着こなす南海まりちゃん(*´∀`*)
何の思惑も、何の意図もなく、自由に振舞うシシィの無邪気さよ。
「皇帝には自由などないのだ」「険しい道だ」
とシシィに理解を求めるフランツの声も
自由なシシィには届かず・・・
「あなたが側にいれば・・・」と自由な未来を描くシシィ。
この時点で「いつか私の目で見てくれたなら・・・」と
お互いに思っているところが間違いなんだよぉぉ~っと
ツッコまずにはおれませんでした(泣)
フランツが皇帝ではなく、
普通の一般男性だったらば、
2人で乗馬をし、旅をし、幸せに暮らせたのにねぇ(泣)
キラキラと自由な生活を夢見るシシィの目は
本当に輝かしくて、そんなシシィにフランツは惹かれ、
自由などないのだと分かっていながらも、
シシィが自分をこの孤独から救ってくれるかもしれないと
大きな、でも皇帝としては絶対に抱いてはならない期待を
持ってしまった・・・・。
鈴木さんフランツはそんな自信のなさや、弱さを
至る所で表現し、皇帝の窮屈さを伝えてらっしゃいました。
若い2人の行く末を「失敗だ」と予見する村井パパ。
「早く2人だけになりたい」とフランツに縋るシシィに
「自分の幸せは諦めなければ」と弱弱しく伝えるフランツ・・・
それを遠くから見つめる村井パパは
悲しげに「やはり」との表情を浮かべ去っていきました(涙)
そうそう、「最後のダンス」にて、
武田くんトートが「イヤッホーォォイッ」と
乱れ歌う傍らで、トートダンサーに翻弄されるコムシシィ。
彼らのあまりに激しいダンスに目を奪われるのですが、
そんな中、コムちゃんもかなり腕筋を使っていますねぇ!
トートダンサーの肩から膝へと体滑りに落とされる振りでは、
コムちゃんもトートダンサーの肩にグワシと手を回し、
プルプルプルっとダンサーの名にかけて、
自分の体重は自分で支えますと言わんばかりの腕筋を披露!!
そのプロ根性に朝海ひかるの強さを垣間見ました。
●皇后となったコムシシィ~嫁姑戦争~
高島お兄ちゃん
「こうして小鳥はかごの中に入り、その格子戸は固く閉ざされた。
だが可愛いだけじゃない、自由がないと生きていけない特別な鳥なんだ。
誰が飼いならすことができるだろうか?」
何だかコムちゃんにぴったりの表現でドキドキしてしまった(・。・;
高島お兄ちゃんはテンションが上がりすぎると暴走して
油断すると聞き取れない事態になるそうなので(知人からの噂)
気を引き締めていたんですが、今日はしっかり聞き取れました^^
寿ゾフィーがかっこいい!
厳粛で「優しさよりも厳しさを」、正にその通りの女性。
コムちゃんの寝室に入ってきた寿ゾフィー。
ここはヅカ版とほぼほぼ同じ設定で、
皇后の義務を次から次へと被せます。
可愛らしい顔をしながらも、
どんどん腹の立ってきたコムちゃん、
侍女の間を歩く姿は男役ッ!!
のさのさっと大股歩きで抗議を始めます。
フランツがシシィを諭しますが・・・
「自分を殺して生きるのだ」と言われた後に
「僕は君の見方だ」と言われてもね・・・・。
コムちゃん目線だからかなぁ・・・。
どんどんと鈴木さんフランツにイライラしてきた・・・
でもね、皇帝の義務だものね。
最初に言っていたものね・・・と落ち着きつつ、
「私だけに」がキターぁぁぁぁぁ!!!
大感動だよぉぉぉ!!コムちゃんに。
あの低い声のコムちゃんから、あの「にぃぃぃ」が
出るだなんてねぇぇ!!
途中からはベットの上で中途半端に腰掛けた状態での歌だよ!
ベットカバーをぶわぁぁぁんと払いのけ、
ベットの上で歌い続けるコムちゃんがかっこいい!!
本当に美しかった。
白いシンプルなドレスで自分の心を歌い上げるシシィに感動。
自分の心を殺して生きてはいかないと
自分自身に宣言するシシィの真っ直ぐさ、
孤高の皇后としての一歩を踏み出さんとする
シシィの心の強さに大きな拍手!!
続きは忘れないうちにまた書き綴ります!!
今日は「私だけに」で論者も暗転(謝)
一路さんバージョンのCDでまるまる聞いてはいたので、
ヅカ版との歌の違いや、背景の表し方の違いも知っての観劇。
かっこよかった~(*´∀`*)ノ
舞台全体が重々しくて、深みがあって、
主役がトートではなく、シシィというだけで、
やっぱり観る側としての感情移入の対象も違ってきますね~^^
お目当てのコムちゃんシシィを見て、
「かわいいかわいい」
「コムちゃ~~んッッ!!あなたは何て努力をされたんでしょうッッ」
うんぬんの、毎度のごとくファンとして抱く感情はもちろんのこと、
全体的な舞台としても、本当に感動させられちゃいました。
●コムちゃんのお得意分野~幼少時代~
コムちゃんが幼少期のシシィを演じれば、
可愛いことは、もうファンなれば想像できていたことですが^^
本当に期待を裏切らない可愛らしさでした。
声を少し高めに出し、村井パパとじゃれ合う姿は正しく末っ子お嬢様!
村井パパが椅子に足を立てかければ、
その横で足を大またに開いてパパの真似を。
ここでシシィが自由であればあるほど、
パパのように生きたいという思いが強いほど、
これからのシシィの運命が辛く・・・どす黒く・・・
コムちゃんシシィが本当にニパニパよく笑うんです^^
袖へはけて行くときの猛ダッシュも可愛らしいったらないのッ
ところで、棺から蘇ったコムシシィが
トートダンサーに着せ替えられるところ、
後に結婚式の場面でもあるのですが、
そこの「無になるコムちゃん」が良いですねぇ^^
ルキーニの操るがままに回想場面に加えられていくシシィという図が
見事に伝わってきました。
着せ替え人形状態のコムちゃんは本当に魂が抜けたよう。
白いコルセットの上にお衣装を丁寧に着せていく
トートダンサーと高島お兄ちゃんが何とも微笑ましいの。
温泉別荘地でのお見合い。
ルキーニのソフト帽でパタパタと扇ぐシシィ、
衣装ケースの上で足をバタバタするシシィ、
無理なく可愛いのが素敵です。
ソフト帽をポイッと投げ捨てるシシィに
何をするんだよっと拗ねる高島お兄ちゃんもイイ!!
ヘレネ役の南海まりちゃんがまた可愛い!!
あの変ちくりんなドレスをも着こなす南海まりちゃん(*´∀`*)
何の思惑も、何の意図もなく、自由に振舞うシシィの無邪気さよ。
「皇帝には自由などないのだ」「険しい道だ」
とシシィに理解を求めるフランツの声も
自由なシシィには届かず・・・
「あなたが側にいれば・・・」と自由な未来を描くシシィ。
この時点で「いつか私の目で見てくれたなら・・・」と
お互いに思っているところが間違いなんだよぉぉ~っと
ツッコまずにはおれませんでした(泣)
フランツが皇帝ではなく、
普通の一般男性だったらば、
2人で乗馬をし、旅をし、幸せに暮らせたのにねぇ(泣)
キラキラと自由な生活を夢見るシシィの目は
本当に輝かしくて、そんなシシィにフランツは惹かれ、
自由などないのだと分かっていながらも、
シシィが自分をこの孤独から救ってくれるかもしれないと
大きな、でも皇帝としては絶対に抱いてはならない期待を
持ってしまった・・・・。
鈴木さんフランツはそんな自信のなさや、弱さを
至る所で表現し、皇帝の窮屈さを伝えてらっしゃいました。
若い2人の行く末を「失敗だ」と予見する村井パパ。
「早く2人だけになりたい」とフランツに縋るシシィに
「自分の幸せは諦めなければ」と弱弱しく伝えるフランツ・・・
それを遠くから見つめる村井パパは
悲しげに「やはり」との表情を浮かべ去っていきました(涙)
そうそう、「最後のダンス」にて、
武田くんトートが「イヤッホーォォイッ」と
乱れ歌う傍らで、トートダンサーに翻弄されるコムシシィ。
彼らのあまりに激しいダンスに目を奪われるのですが、
そんな中、コムちゃんもかなり腕筋を使っていますねぇ!
トートダンサーの肩から膝へと体滑りに落とされる振りでは、
コムちゃんもトートダンサーの肩にグワシと手を回し、
プルプルプルっとダンサーの名にかけて、
自分の体重は自分で支えますと言わんばかりの腕筋を披露!!
そのプロ根性に朝海ひかるの強さを垣間見ました。
●皇后となったコムシシィ~嫁姑戦争~
高島お兄ちゃん
「こうして小鳥はかごの中に入り、その格子戸は固く閉ざされた。
だが可愛いだけじゃない、自由がないと生きていけない特別な鳥なんだ。
誰が飼いならすことができるだろうか?」
何だかコムちゃんにぴったりの表現でドキドキしてしまった(・。・;
高島お兄ちゃんはテンションが上がりすぎると暴走して
油断すると聞き取れない事態になるそうなので(知人からの噂)
気を引き締めていたんですが、今日はしっかり聞き取れました^^
寿ゾフィーがかっこいい!
厳粛で「優しさよりも厳しさを」、正にその通りの女性。
コムちゃんの寝室に入ってきた寿ゾフィー。
ここはヅカ版とほぼほぼ同じ設定で、
皇后の義務を次から次へと被せます。
可愛らしい顔をしながらも、
どんどん腹の立ってきたコムちゃん、
侍女の間を歩く姿は男役ッ!!
のさのさっと大股歩きで抗議を始めます。
フランツがシシィを諭しますが・・・
「自分を殺して生きるのだ」と言われた後に
「僕は君の見方だ」と言われてもね・・・・。
コムちゃん目線だからかなぁ・・・。
どんどんと鈴木さんフランツにイライラしてきた・・・
でもね、皇帝の義務だものね。
最初に言っていたものね・・・と落ち着きつつ、
「私だけに」がキターぁぁぁぁぁ!!!
大感動だよぉぉぉ!!コムちゃんに。
あの低い声のコムちゃんから、あの「にぃぃぃ」が
出るだなんてねぇぇ!!
途中からはベットの上で中途半端に腰掛けた状態での歌だよ!
ベットカバーをぶわぁぁぁんと払いのけ、
ベットの上で歌い続けるコムちゃんがかっこいい!!
本当に美しかった。
白いシンプルなドレスで自分の心を歌い上げるシシィに感動。
自分の心を殺して生きてはいかないと
自分自身に宣言するシシィの真っ直ぐさ、
孤高の皇后としての一歩を踏み出さんとする
シシィの心の強さに大きな拍手!!
続きは忘れないうちにまた書き綴ります!!
今日は「私だけに」で論者も暗転(謝)
トライアンフ オブ コム ②
- 2008/04/21 (Mon) |
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それでは第2幕に突入~♪
●コムちゃん落ち込む・・・落ち込む・・・
そんな姫のところにカトリーヌちゃん、右近さん、tekkanさんが
やってきて、励まし励まし、任せておけ!!と歌います♪
最後には姫も元気よく、2人の男性に横倒しに運ばれていきました!!
『The Wander Three』のときの♪ピーナッツ♪の歌みたな感じ^^
姫には気を使ってか、ちゃ~んと男性陣たちは
コムちゃんのバスト付近には手を触れず、
運んでくれましたよぉぉぉ~(*´∀`*)
(1幕ではカトリーヌちゃんがグワっと捕まれてたからね(汗))
●アージスと姫の恋を応援する3人は
アージスのところで一芝居をうってくれて^^
「セシルを愛している!!」とついに大きな声で言わせることに成功しました!!
そのときの武田くんがね、何とも中学男子のようなピュワワさで。
可愛いったらないの!!
昨日、「めちゃイケ」で武田くんを見かけて、
思わずキュルリィィとしちゃうくらいの、鷲摑みよ!!
●杜さんLOVEフォーシオン
フォーシオンと結婚する気満々の杜さん!
まるで乙女です(*´∀`*)
そんな杜さんの乙女な姿に自分を重ねる姫・・・。
アージスに対する気持ちは、
今の杜さんがフォーシオンに抱く気持ちと同じもの!!
そこに気づいた姫が自問します。
「私は何をしたの・・・?」と。
どうにも止められなくなった事態。
悩むコムちゃん・・・・。
『SAY IT AGAIN』でも同じような事態になっていましたね~(懐)
「途中から・・・すごく嫌な気分になったよ・・。
勘弁してくれ・・・・・。」
ヴィンスがそう謝っていましたよね。
あの頃のコム少年、可愛かったなぁぁ(脱線)
そんな感じで姫も悩むんです。
コメディーなのに、何だか切なくなってきちゃったもぉぉぉん(>_<)
●藤木さんLOVEアルファジー
藤木さんも結婚する気満々なんです(笑)
「純潔のまま君のもとへ行く!!」と高らかに宣言!!
「ジュンケツッッ!!!」とびびりまくりのコムちゃんが
また面白くって、可愛くって・・・
植木に助けを求めて「Oh!! My Got!!」と。
「2人いっしょに花開くのねぇぇぇぇ~~」との
コムちゃんの言い様がまた何ともエロスでした。
そしてまたまた続く、コムちゃんの自問。
目的のためにやっただけ。
ほんの少しからかっただけ。
騙すつもりはなかった。
アージスが全てだった・・・。
文字で書いていると、どんどん姫が可哀想になってきますね。
ホントに可哀想なのは秘密の園の3人なんですけども。
●アージスLOVEセシル
ピュワワな王子はそれでもセシルを許すんです(涙)
あくまで今の段階ではセシルとしてですがッッ
もう1度愛を確かめ合うアージスとセシル!!
セシルの心も本物です。
アージスの心も本物!!
姫は1人、まだまだ悩みます。
嘘を2度もついてしまったことを。
友のフリ・・・恋人のフリ・・・裏切ってしまった。
「私はレオニード!!
あなたのためなら王冠だって捨てる!!」と
大きな声で、歌い上げますよ!!コムちゃんが!!
スカーレットがタラを守るときみたいな感じですね、うん。
必死よ、姫は。
本物の愛のため!
必死よ、コムちゃんは。
我々に歌で気持ちを伝えるため!高いキーも頑張りますよ!
必死よ、コムちゃん。
伝わったっす。頑張れば伝わりまっす。
(これくらいにしておこう・・・)
●本当によく出来たお話よ。
アージスは「フォーシオン=セシル」と考え、
藤木さんは「フォーシオン=アスファジー」と信じ、
杜さんは「フォーシオン=男」として疑わず、
我々は「フォーシオン=憎き敵・レオニード姫」と知っている。
でも物語はラストへと進み、
とうとう3人はフォーシオンが皆を騙していたことを知ってしまいます!
全てが繋がってしまった3人!!
それぞれが本気だったからこそ、
何となくコメディーといって笑い飛ばせない域にまで
入りこんでしまいましたぁ(>_<)
ペテンに賭けた訳の釈明を~~!!っと杜さんと藤木さんははけ・・・
●アージスの傷ついた心・・・
でも諦めきれないセシルへの恋。
アージスの前に現れた姫に、問います。
「誰が君と結婚できる?」
「一体、世間では何て呼ばれてる?」
問いかけが、ザ・中学生日記です・・・・。
もう、ホントに波にもまれていないツルツルの少年です。
●必死の姫はアージスに告げます。
あなたのために、みんなを裏切ったと。
あなたの愛が欲しくて、みんなを騙したのだと!!
そして遂に、レオニードであることも告げちゃいます!!
1人で自問していたときと、同じく、
悩んで、切なくって、でも強い表情で!!
駆けつけた杜さんも、藤木さんもおったまげですよッ!!
アージスは剣でレオニード姫の心臓を一突きにしようと心を奮いたたします。
姫も「あなたにならば・・・」と覚悟をきめます。
アージスからしてみれば、
子供のころから、王座を奪った憎き敵だと教えられてきた
その相手が今、目の前にいるんです!!
しかもみんなを騙し、コヤツが何がしたいのかよく分からない状況です!!
でも・・・・それでも・・・・
アージスには出来ません(涙)
どうすれば君を憎むことが出来るだろうか・・・
論者、かなり涙腺にグッときました、ここ!!
アージスの気持ちがスルリと心に入り込んできましてね(涙)
論者はコムちゃんに夢中で見逃していたんですが、
どうやらこのシーンの武田くん、泣いていたそうです。
それを知ってたら私も会場で泣いたのにぃぃぃ。
コム姫はペタンとあひる座りをして、王子をずっと見つめます。
その座りっぷりが、少女でした・・・。
お互いに「あなたしかいない」と歌い上げ、
敵と敵が結ばれる愛の勝利!!!ということで、
軽妙な音楽と共に、
コム姫とアージス王子は見事に生チュゥを披露して下さって、
仲良く馬車に乗って行かれました~~~(*´∀`*)
あのチュウはもっと長くっても良いと思う(・ ・)
武田!!!そこもっと頑張れよ!!!っと
そこだけは譲れない私です。
お稽古のときも、ドンと構える姫に
遠慮気味な武田王子だったのかしら・・・??
どうなのよ?そこどうなのよ?
そこんとこ教えて欲しかったよなぁ(完全オッサンよ)
最後の最後に
「もしかしたら結婚式で出会いがあるかも~」との
杜さんの完全オチに大拍手でした!!!
杜さんのこの台詞で、切なさも吹っ飛びました。
いやぁ~!!かなり楽しかったですねぇ。
『蜘蛛女のキス』が最高嵌り役だと思っていたんですが、
これまたレオニードも良かったですわぁぁぁ(*´∀`*)
むしろ、もう1回再演して下さるならば、『愛の勝利』に一票したいかも!!
それほどに、楽しかったし、心が晴れましたし(病んどんか?)
重いお話もいいけど、やっぱりハッピーエンドが好きだ~~~!!!
『カルメン』は東京のみということで、
どうにも行けそうにありませんし、
『エリザベート』までコムちゃんはお預けだなぁぁ・・・。
『エリザベート』・・・。
コムちゃんのシシィ、可愛いのは間違いない!!
う・・・・ッ
この続きは観劇してからで(・・;)
筋を追うだけみたいになってしまいましたが、
『トライアンフ』の感想、以上でございますぅぅ。
姫役のコムちゃんがこんなにも自由に舞台に息づくなんて、
ヅカ時代に娘役になっていても、かなり代表作が出来たかも・・・
な~んて思ってもみちゃいます。
きっとそれでも可愛い可愛い、言われたでしょうが、
男役のトップコムちゃんが見れないのは嫌だし・・・。
娘役さんはいろいろと言われるし・・・
(おめぇが言ってんだろってヤツでして・・・)
「もし」とか「たら」とかは言い出したら切りがないですねぇ。
女優のコムちゃんの活躍っぷり、
論者はこれでも愛を込めて応援しているんですよ、ホント!!
愛がなければ、1人のスターさんをここまで書けませんもの!
褒めるよりも、疑問を呈する方が研究時間はかかると思うんです。
そこだけは、分かって頂けたらな~と、小さく願いつつ、
これからも、このような表現方法で行きたいと思います(・∀・)
(懲りないなぁ~、でもホントなんですよッ)
●コムちゃん落ち込む・・・落ち込む・・・
そんな姫のところにカトリーヌちゃん、右近さん、tekkanさんが
やってきて、励まし励まし、任せておけ!!と歌います♪
最後には姫も元気よく、2人の男性に横倒しに運ばれていきました!!
『The Wander Three』のときの♪ピーナッツ♪の歌みたな感じ^^
姫には気を使ってか、ちゃ~んと男性陣たちは
コムちゃんのバスト付近には手を触れず、
運んでくれましたよぉぉぉ~(*´∀`*)
●アージスと姫の恋を応援する3人は
アージスのところで一芝居をうってくれて^^
「セシルを愛している!!」とついに大きな声で言わせることに成功しました!!
そのときの武田くんがね、何とも中学男子のようなピュワワさで。
可愛いったらないの!!
昨日、「めちゃイケ」で武田くんを見かけて、
思わずキュルリィィとしちゃうくらいの、鷲摑みよ!!
●杜さんLOVEフォーシオン
フォーシオンと結婚する気満々の杜さん!
まるで乙女です(*´∀`*)
そんな杜さんの乙女な姿に自分を重ねる姫・・・。
アージスに対する気持ちは、
今の杜さんがフォーシオンに抱く気持ちと同じもの!!
そこに気づいた姫が自問します。
「私は何をしたの・・・?」と。
どうにも止められなくなった事態。
悩むコムちゃん・・・・。
『SAY IT AGAIN』でも同じような事態になっていましたね~(懐)
「途中から・・・すごく嫌な気分になったよ・・。
勘弁してくれ・・・・・。」
ヴィンスがそう謝っていましたよね。
あの頃のコム少年、可愛かったなぁぁ(脱線)
そんな感じで姫も悩むんです。
コメディーなのに、何だか切なくなってきちゃったもぉぉぉん(>_<)
●藤木さんLOVEアルファジー
藤木さんも結婚する気満々なんです(笑)
「純潔のまま君のもとへ行く!!」と高らかに宣言!!
「ジュンケツッッ!!!」とびびりまくりのコムちゃんが
また面白くって、可愛くって・・・
植木に助けを求めて「Oh!! My Got!!」と。
「2人いっしょに花開くのねぇぇぇぇ~~」との
コムちゃんの言い様がまた何ともエロスでした。
そしてまたまた続く、コムちゃんの自問。
目的のためにやっただけ。
ほんの少しからかっただけ。
騙すつもりはなかった。
アージスが全てだった・・・。
文字で書いていると、どんどん姫が可哀想になってきますね。
ホントに可哀想なのは秘密の園の3人なんですけども。
●アージスLOVEセシル
ピュワワな王子はそれでもセシルを許すんです(涙)
あくまで今の段階ではセシルとしてですがッッ
もう1度愛を確かめ合うアージスとセシル!!
セシルの心も本物です。
アージスの心も本物!!
姫は1人、まだまだ悩みます。
嘘を2度もついてしまったことを。
友のフリ・・・恋人のフリ・・・裏切ってしまった。
「私はレオニード!!
あなたのためなら王冠だって捨てる!!」と
大きな声で、歌い上げますよ!!コムちゃんが!!
スカーレットがタラを守るときみたいな感じですね、うん。
必死よ、姫は。
本物の愛のため!
必死よ、コムちゃんは。
我々に歌で気持ちを伝えるため!高いキーも頑張りますよ!
必死よ、コムちゃん。
伝わったっす。頑張れば伝わりまっす。
(これくらいにしておこう・・・)
●本当によく出来たお話よ。
アージスは「フォーシオン=セシル」と考え、
藤木さんは「フォーシオン=アスファジー」と信じ、
杜さんは「フォーシオン=男」として疑わず、
我々は「フォーシオン=憎き敵・レオニード姫」と知っている。
でも物語はラストへと進み、
とうとう3人はフォーシオンが皆を騙していたことを知ってしまいます!
全てが繋がってしまった3人!!
それぞれが本気だったからこそ、
何となくコメディーといって笑い飛ばせない域にまで
入りこんでしまいましたぁ(>_<)
ペテンに賭けた訳の釈明を~~!!っと杜さんと藤木さんははけ・・・
●アージスの傷ついた心・・・
でも諦めきれないセシルへの恋。
アージスの前に現れた姫に、問います。
「誰が君と結婚できる?」
「一体、世間では何て呼ばれてる?」
問いかけが、ザ・中学生日記です・・・・。
もう、ホントに波にもまれていないツルツルの少年です。
●必死の姫はアージスに告げます。
あなたのために、みんなを裏切ったと。
あなたの愛が欲しくて、みんなを騙したのだと!!
そして遂に、レオニードであることも告げちゃいます!!
1人で自問していたときと、同じく、
悩んで、切なくって、でも強い表情で!!
駆けつけた杜さんも、藤木さんもおったまげですよッ!!
アージスは剣でレオニード姫の心臓を一突きにしようと心を奮いたたします。
姫も「あなたにならば・・・」と覚悟をきめます。
アージスからしてみれば、
子供のころから、王座を奪った憎き敵だと教えられてきた
その相手が今、目の前にいるんです!!
しかもみんなを騙し、コヤツが何がしたいのかよく分からない状況です!!
でも・・・・それでも・・・・
アージスには出来ません(涙)
どうすれば君を憎むことが出来るだろうか・・・
論者、かなり涙腺にグッときました、ここ!!
アージスの気持ちがスルリと心に入り込んできましてね(涙)
論者はコムちゃんに夢中で見逃していたんですが、
どうやらこのシーンの武田くん、泣いていたそうです。
それを知ってたら私も会場で泣いたのにぃぃぃ。
コム姫はペタンとあひる座りをして、王子をずっと見つめます。
その座りっぷりが、少女でした・・・。
お互いに「あなたしかいない」と歌い上げ、
敵と敵が結ばれる愛の勝利!!!ということで、
軽妙な音楽と共に、
コム姫とアージス王子は見事に生チュゥを披露して下さって、
仲良く馬車に乗って行かれました~~~(*´∀`*)
あのチュウはもっと長くっても良いと思う(・ ・)
武田!!!そこもっと頑張れよ!!!っと
そこだけは譲れない私です。
お稽古のときも、ドンと構える姫に
遠慮気味な武田王子だったのかしら・・・??
どうなのよ?そこどうなのよ?
そこんとこ教えて欲しかったよなぁ(完全オッサンよ)
最後の最後に
「もしかしたら結婚式で出会いがあるかも~」との
杜さんの完全オチに大拍手でした!!!
杜さんのこの台詞で、切なさも吹っ飛びました。
いやぁ~!!かなり楽しかったですねぇ。
『蜘蛛女のキス』が最高嵌り役だと思っていたんですが、
これまたレオニードも良かったですわぁぁぁ(*´∀`*)
むしろ、もう1回再演して下さるならば、『愛の勝利』に一票したいかも!!
それほどに、楽しかったし、心が晴れましたし(病んどんか?)
重いお話もいいけど、やっぱりハッピーエンドが好きだ~~~!!!
『カルメン』は東京のみということで、
どうにも行けそうにありませんし、
『エリザベート』までコムちゃんはお預けだなぁぁ・・・。
『エリザベート』・・・。
コムちゃんのシシィ、可愛いのは間違いない!!
この続きは観劇してからで(・・;)
筋を追うだけみたいになってしまいましたが、
『トライアンフ』の感想、以上でございますぅぅ。
姫役のコムちゃんがこんなにも自由に舞台に息づくなんて、
ヅカ時代に娘役になっていても、かなり代表作が出来たかも・・・
な~んて思ってもみちゃいます。
きっとそれでも可愛い可愛い、言われたでしょうが、
男役のトップコムちゃんが見れないのは嫌だし・・・。
娘役さんはいろいろと言われるし・・・
(おめぇが言ってんだろってヤツでして・・・)
「もし」とか「たら」とかは言い出したら切りがないですねぇ。
女優のコムちゃんの活躍っぷり、
論者はこれでも愛を込めて応援しているんですよ、ホント!!
愛がなければ、1人のスターさんをここまで書けませんもの!
褒めるよりも、疑問を呈する方が研究時間はかかると思うんです。
そこだけは、分かって頂けたらな~と、小さく願いつつ、
これからも、このような表現方法で行きたいと思います(・∀・)
(懲りないなぁ~、でもホントなんですよッ)
トライアンフ オブ コム
- 2008/04/19 (Sat) |
- 舞台観劇論 |
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- Edit |
- ▲Top
『トライアンフ オブ ラブ』のレオニード姫・コムちゃんは、
『バッカスと呼ばれた男』(99雪組)のラズロの美少年さと
『風と共に去りぬ』(02雪組)のスカーレット(17歳)の可愛らしさ、
『ベルサイユのばら』(06)オスカルの品を合わせ持った
美しく、芯の強い、まっすぐなお姫様でありましたッ!!
とにかく可愛い。とにかく意地らしい。
王子の愛を勝ち取るために、嘘をつき、何でもする、
そして自分の撒いた種につまづき、落ち込み、
最後には王子に救われる・・・・。
周りを巻き込み、はちゃめちゃトタバタコメディー!!
でもその中にもちょっぴりキュンとするような辛味が効いていて!!
こんなにもコメディの中に生きるコムちゃんを初めて見ました^^
「コメディーのコムちゃんは嫌ッ」っと
食わず嫌いだった論者がアホだったという感じです。
食わず嫌いでもないか・・・・。
昔々の『君恋』のマーティーは素晴らしかったですし、
でもホントに無理がなかったんです!!
コムちゃんが姫なのか、姫がコムちゃんなのか!!といった具合に、
コムちゃんが頑張って演じている風に見えなかったんだもの!!
では1幕目から(*´∀`*)ノ
●客席から登場のコム姫。
ふわふわブリブリのピンクドレス!!
秘密の森に住むアージス(武田くん)を探しに
侍女コリーヌ(カトリーヌ)と走る走るしゃかしゃかと!!
スカーレットの登場を思い起こす感じです^^
あどけない少女のようなお顔で、わくわくと舞台を駆け回ります^^
●「理性が世界を治める」のだとの理念で育ったアージス!!
レオニード姫は悪なのだ~~!!倒すぞ~~!!っと
ヘリモクラテス(藤木さん)、ヘジオーニ(杜さん)、アージスで
歌い上げる場面がもうッ!!Disneyのお昼のパレードの様!!
これから始まる世界へと引き込まれ、
わくわくさせられちゃいます(*´∀`*)
●一方、レオニード姫コムちゃんは、
彼の愛を勝ち得るために何でもすると燃え上がり、
大きな声でお歌を・・・。
うん(・ ・)
高音も大きな声が出てますよぉ!
うん(・ ・)
聞かせてくれているかと言えば・・・・・
正直そうでもないんですが。
大きな声は出てます。
エリザベート話\(゜ロ\)(/ロ゜)/エリザベート話
●コム姫、カトリーヌは女人禁制のこの森に侵入するため、
衣装を着替え、男子学生を装います(貴公子スタイル)
それがまた似合うの!!
姫はフォーシオンと名乗り、
カトリーヌちゃんと男の歩き方の練習を!!
さすがの朝海さん!!
歩き方と、その後のバッツリウインクが超さまになっています^^
しかも2回もバッツリとウインクを投げ飛ばしてくれて。
上手5列目くらいに飛んでいったなぁ~~。
男役時代みたいに下あごをずらして、
口を半開きにはしてくれなかったけれど、
男役・朝海ひかるをサービスしてくれました(*´∀`*)
カトリーヌちゃんと共に歩き方をためす2人。
男声で「ああ、女には見えない。」と言い放つコムちゃん。
かっこうぃぃぃぃ~よぉぉぉ!!
その後、「きゃきゃきゃきゃ!!!かっこいい!!」と
女子高生する2人がまた可愛かったですねぇぇ^^
●男フォーシオンとしてアージス武田と友情の誓いをたてる姫。
武田くんがコムちゃんの手を取り、
武田くんの胸にグィとあてられたコム姫!!!
その時のめまいの仕方がまさにコメディ!!!
そのグラリ加減、素敵でした~~(*´∀`*)新喜劇並み。
●カトリーヌちゃん、tekkanさん、右近さんが
大人の世界・・・下ネタを担当してくれる分、
武田くんがとってもピュアでねぇぇぇ~~!!
清らか王子なの!!
しかもそれが嵌ってんだもん!!
さすがジュノンボーイだよなぁぁぁ(*´∀`*)
●厳粛な杜さんは気取ってないのにお品があるし。
この園に滞在したいがために、男フォーシオンとして
杜さんに近づくコム姫。
男フォーシオンを演じるコムちゃんは
男っぽく、少年っぽく、
でも決して男役ではなく、
お品のある美青年なんですぅ(*´∀`*)
そんな美青年に求愛され、忘れかけていた感情を取り戻す杜さんが
これまたキュウト!!!
90年代の雪トップと前雪トップの華麗なる競演!!
しかも萩の月のイメージキャラというおまけ付!!
仙台が生んだスターの夢の競演ですねぇぇ^^
●藤木さんにも男として尊敬しています~っと
近づこうと考えた姫ですがぁ・・・
そこはバレました!!バレてからのコム姫の
転じっぷりが素晴らしかった!!!
「すっごっいぃぃぃぃ~~~!!!」
「私の体を見透かして~~!!」(だったかな・・・?)
そのコネクリ加減が絶妙だったの!!
「あなたから教わりたいのぉ。男と女の違うところぅぉぉぉ」
ネバっぽいんです。
「私のカリキュラムを組み立ててくださいねん!」
色っぽいんです。
わざとらしくクネクネ、艶っぽくするんですもの。
それがコムちゃんの可愛らしさと相まって、グゥなの。
●最後の仕上げにアージスにも女であることをバラす姫!!
憎き敵・レオニード姫とまではバラさずに、
不幸な少女「セシル!!」と名乗ったコム姫はベンチの上で
貴公子服をいきなり脱ぎだす!!
逃げる武田くんに後ろからおんぶ乗りを食らわせ、押し倒す姫!!
タンクトップという露な姿になったコムちゃんが
武田くんを押し倒すんすッッ!!
華麗なるサービスショットでございましょうよ!?
セシルの不幸な話を歌うコムちゃんですが、
「アイツとベットに入るなんて嫌!!」
とか、そんな現実的な言葉をコムちゃんが言うと何やらエロい匂いが。
「今夜一晩中話してやる(@霧ミラ)」
再びな感じがして、エロい。
台詞だけでいけない想像を呼び覚ますコムちゃんがスゴイ!!
次から次から出てくる嘘セシル話に心を打たれた王子。
アージスと恋仲になれたセシル!!!
やっと女としての想いが通じた姫は、
「今の自分が大好き!!!きゃん!!」と言って
飛び跳ねて袖にはけていかれましたが、
そのあまりの可愛らしさに会場がどよめきました。
●もう引き下がれないところにまで来てしまった姫。
男フォーシオンとして杜さんに求愛し、
女アスファジーとして藤木さんに求愛し、
女セシルとしてアージス武田を愛する女レオニード姫。
杜さんの前では一生懸命に男を演じる姫。
「私の辞書に愛という言葉が加わりましたわ。」と
少女のようにフォーシオンを愛しみ、呟く杜さん。
心がキュンキュンしてしまいました・・・論者。
杜さんのほっぺに口付ける男コム!
「誰かに見られてはいけない!!」っと
大仰に離れるコムちゃんの男らしさよ(*´∀`*)
お返しにと杜さんは男コムに口付けを!!
しかも2回!!!!
会場からは大きな拍手がぁぁぁぁ(笑)
泣きながらはけて行く姫の姿がこれまた可愛い。
●今度はぶりぶりアスファジーとして藤木さんへアタック!
「出て行かなければならないのなら、
あなたの唇から仰ってぇぇぇ・あぁ・ふぅん↑↑↑」
Sでありながら、M調な芝居をぶっこく姫が何ともツボ^^
●ところがところが、
各方面では絶好調だった姫ですが、
武田くん、杜さん、藤木さんと鉢合わせてしまい
姫は窮地に立たされます。
追い込まれた姫は口を滑らせて、
アージスとの秘密を2人の前で話してしまいました・・・。
アージスから絶交されてしまうセシル・・・・。
このピュワワな武田くんも可哀想でしたし、
自分の撒いた種に足元を縛られてしまった姫も可哀想で・・・。
●どうすればお互いを忘れられるか、
どうすれば愛さずにいられるか・・・
それぞれに悩む4人・・・・。
四重奏で1幕が終わりました~~♪
ころころと表情の変わるコム姫が、愛らしくて、
あっとう間の1幕でしたよぉぉぉ(*´∀`*)
こんなコムちゃん、ヅカでは見たことなかった!!
女優になってくれてありがとぉぉぉ~~!!!
2幕へつづくぅぅぅ。