新 勝手にコム論
元宝塚歌劇団雪組トップスター朝海ひかるさん!舞台道を走り続ける朝海さんのちょっぴり昔の記録です^^
中日劇場 エリザベート
- 2008/08/17 (Sun) |
- 舞台観劇論 |
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東宝版『エリザベート』の舞台を始めて観劇してきました!!
一路さんバージョンのCDでまるまる聞いてはいたので、
ヅカ版との歌の違いや、背景の表し方の違いも知っての観劇。
かっこよかった~(*´∀`*)ノ
舞台全体が重々しくて、深みがあって、
主役がトートではなく、シシィというだけで、
やっぱり観る側としての感情移入の対象も違ってきますね~^^
お目当てのコムちゃんシシィを見て、
「かわいいかわいい」
「コムちゃ~~んッッ!!あなたは何て努力をされたんでしょうッッ」
うんぬんの、毎度のごとくファンとして抱く感情はもちろんのこと、
全体的な舞台としても、本当に感動させられちゃいました。
●コムちゃんのお得意分野~幼少時代~
コムちゃんが幼少期のシシィを演じれば、
可愛いことは、もうファンなれば想像できていたことですが^^
本当に期待を裏切らない可愛らしさでした。
声を少し高めに出し、村井パパとじゃれ合う姿は正しく末っ子お嬢様!
村井パパが椅子に足を立てかければ、
その横で足を大またに開いてパパの真似を。
ここでシシィが自由であればあるほど、
パパのように生きたいという思いが強いほど、
これからのシシィの運命が辛く・・・どす黒く・・・
コムちゃんシシィが本当にニパニパよく笑うんです^^
袖へはけて行くときの猛ダッシュも可愛らしいったらないのッ
ところで、棺から蘇ったコムシシィが
トートダンサーに着せ替えられるところ、
後に結婚式の場面でもあるのですが、
そこの「無になるコムちゃん」が良いですねぇ^^
ルキーニの操るがままに回想場面に加えられていくシシィという図が
見事に伝わってきました。
着せ替え人形状態のコムちゃんは本当に魂が抜けたよう。
白いコルセットの上にお衣装を丁寧に着せていく
トートダンサーと高島お兄ちゃんが何とも微笑ましいの。
温泉別荘地でのお見合い。
ルキーニのソフト帽でパタパタと扇ぐシシィ、
衣装ケースの上で足をバタバタするシシィ、
無理なく可愛いのが素敵です。
ソフト帽をポイッと投げ捨てるシシィに
何をするんだよっと拗ねる高島お兄ちゃんもイイ!!
ヘレネ役の南海まりちゃんがまた可愛い!!
あの変ちくりんなドレスをも着こなす南海まりちゃん(*´∀`*)
何の思惑も、何の意図もなく、自由に振舞うシシィの無邪気さよ。
「皇帝には自由などないのだ」「険しい道だ」
とシシィに理解を求めるフランツの声も
自由なシシィには届かず・・・
「あなたが側にいれば・・・」と自由な未来を描くシシィ。
この時点で「いつか私の目で見てくれたなら・・・」と
お互いに思っているところが間違いなんだよぉぉ~っと
ツッコまずにはおれませんでした(泣)
フランツが皇帝ではなく、
普通の一般男性だったらば、
2人で乗馬をし、旅をし、幸せに暮らせたのにねぇ(泣)
キラキラと自由な生活を夢見るシシィの目は
本当に輝かしくて、そんなシシィにフランツは惹かれ、
自由などないのだと分かっていながらも、
シシィが自分をこの孤独から救ってくれるかもしれないと
大きな、でも皇帝としては絶対に抱いてはならない期待を
持ってしまった・・・・。
鈴木さんフランツはそんな自信のなさや、弱さを
至る所で表現し、皇帝の窮屈さを伝えてらっしゃいました。
若い2人の行く末を「失敗だ」と予見する村井パパ。
「早く2人だけになりたい」とフランツに縋るシシィに
「自分の幸せは諦めなければ」と弱弱しく伝えるフランツ・・・
それを遠くから見つめる村井パパは
悲しげに「やはり」との表情を浮かべ去っていきました(涙)
そうそう、「最後のダンス」にて、
武田くんトートが「イヤッホーォォイッ」と
乱れ歌う傍らで、トートダンサーに翻弄されるコムシシィ。
彼らのあまりに激しいダンスに目を奪われるのですが、
そんな中、コムちゃんもかなり腕筋を使っていますねぇ!
トートダンサーの肩から膝へと体滑りに落とされる振りでは、
コムちゃんもトートダンサーの肩にグワシと手を回し、
プルプルプルっとダンサーの名にかけて、
自分の体重は自分で支えますと言わんばかりの腕筋を披露!!
そのプロ根性に朝海ひかるの強さを垣間見ました。
●皇后となったコムシシィ~嫁姑戦争~
高島お兄ちゃん
「こうして小鳥はかごの中に入り、その格子戸は固く閉ざされた。
だが可愛いだけじゃない、自由がないと生きていけない特別な鳥なんだ。
誰が飼いならすことができるだろうか?」
何だかコムちゃんにぴったりの表現でドキドキしてしまった(・。・;
高島お兄ちゃんはテンションが上がりすぎると暴走して
油断すると聞き取れない事態になるそうなので(知人からの噂)
気を引き締めていたんですが、今日はしっかり聞き取れました^^
寿ゾフィーがかっこいい!
厳粛で「優しさよりも厳しさを」、正にその通りの女性。
コムちゃんの寝室に入ってきた寿ゾフィー。
ここはヅカ版とほぼほぼ同じ設定で、
皇后の義務を次から次へと被せます。
可愛らしい顔をしながらも、
どんどん腹の立ってきたコムちゃん、
侍女の間を歩く姿は男役ッ!!
のさのさっと大股歩きで抗議を始めます。
フランツがシシィを諭しますが・・・
「自分を殺して生きるのだ」と言われた後に
「僕は君の見方だ」と言われてもね・・・・。
コムちゃん目線だからかなぁ・・・。
どんどんと鈴木さんフランツにイライラしてきた・・・
でもね、皇帝の義務だものね。
最初に言っていたものね・・・と落ち着きつつ、
「私だけに」がキターぁぁぁぁぁ!!!
大感動だよぉぉぉ!!コムちゃんに。
あの低い声のコムちゃんから、あの「にぃぃぃ」が
出るだなんてねぇぇ!!
途中からはベットの上で中途半端に腰掛けた状態での歌だよ!
ベットカバーをぶわぁぁぁんと払いのけ、
ベットの上で歌い続けるコムちゃんがかっこいい!!
本当に美しかった。
白いシンプルなドレスで自分の心を歌い上げるシシィに感動。
自分の心を殺して生きてはいかないと
自分自身に宣言するシシィの真っ直ぐさ、
孤高の皇后としての一歩を踏み出さんとする
シシィの心の強さに大きな拍手!!
続きは忘れないうちにまた書き綴ります!!
今日は「私だけに」で論者も暗転(謝)
一路さんバージョンのCDでまるまる聞いてはいたので、
ヅカ版との歌の違いや、背景の表し方の違いも知っての観劇。
かっこよかった~(*´∀`*)ノ
舞台全体が重々しくて、深みがあって、
主役がトートではなく、シシィというだけで、
やっぱり観る側としての感情移入の対象も違ってきますね~^^
お目当てのコムちゃんシシィを見て、
「かわいいかわいい」
「コムちゃ~~んッッ!!あなたは何て努力をされたんでしょうッッ」
うんぬんの、毎度のごとくファンとして抱く感情はもちろんのこと、
全体的な舞台としても、本当に感動させられちゃいました。
●コムちゃんのお得意分野~幼少時代~
コムちゃんが幼少期のシシィを演じれば、
可愛いことは、もうファンなれば想像できていたことですが^^
本当に期待を裏切らない可愛らしさでした。
声を少し高めに出し、村井パパとじゃれ合う姿は正しく末っ子お嬢様!
村井パパが椅子に足を立てかければ、
その横で足を大またに開いてパパの真似を。
ここでシシィが自由であればあるほど、
パパのように生きたいという思いが強いほど、
これからのシシィの運命が辛く・・・どす黒く・・・
コムちゃんシシィが本当にニパニパよく笑うんです^^
袖へはけて行くときの猛ダッシュも可愛らしいったらないのッ
ところで、棺から蘇ったコムシシィが
トートダンサーに着せ替えられるところ、
後に結婚式の場面でもあるのですが、
そこの「無になるコムちゃん」が良いですねぇ^^
ルキーニの操るがままに回想場面に加えられていくシシィという図が
見事に伝わってきました。
着せ替え人形状態のコムちゃんは本当に魂が抜けたよう。
白いコルセットの上にお衣装を丁寧に着せていく
トートダンサーと高島お兄ちゃんが何とも微笑ましいの。
温泉別荘地でのお見合い。
ルキーニのソフト帽でパタパタと扇ぐシシィ、
衣装ケースの上で足をバタバタするシシィ、
無理なく可愛いのが素敵です。
ソフト帽をポイッと投げ捨てるシシィに
何をするんだよっと拗ねる高島お兄ちゃんもイイ!!
ヘレネ役の南海まりちゃんがまた可愛い!!
あの変ちくりんなドレスをも着こなす南海まりちゃん(*´∀`*)
何の思惑も、何の意図もなく、自由に振舞うシシィの無邪気さよ。
「皇帝には自由などないのだ」「険しい道だ」
とシシィに理解を求めるフランツの声も
自由なシシィには届かず・・・
「あなたが側にいれば・・・」と自由な未来を描くシシィ。
この時点で「いつか私の目で見てくれたなら・・・」と
お互いに思っているところが間違いなんだよぉぉ~っと
ツッコまずにはおれませんでした(泣)
フランツが皇帝ではなく、
普通の一般男性だったらば、
2人で乗馬をし、旅をし、幸せに暮らせたのにねぇ(泣)
キラキラと自由な生活を夢見るシシィの目は
本当に輝かしくて、そんなシシィにフランツは惹かれ、
自由などないのだと分かっていながらも、
シシィが自分をこの孤独から救ってくれるかもしれないと
大きな、でも皇帝としては絶対に抱いてはならない期待を
持ってしまった・・・・。
鈴木さんフランツはそんな自信のなさや、弱さを
至る所で表現し、皇帝の窮屈さを伝えてらっしゃいました。
若い2人の行く末を「失敗だ」と予見する村井パパ。
「早く2人だけになりたい」とフランツに縋るシシィに
「自分の幸せは諦めなければ」と弱弱しく伝えるフランツ・・・
それを遠くから見つめる村井パパは
悲しげに「やはり」との表情を浮かべ去っていきました(涙)
そうそう、「最後のダンス」にて、
武田くんトートが「イヤッホーォォイッ」と
乱れ歌う傍らで、トートダンサーに翻弄されるコムシシィ。
彼らのあまりに激しいダンスに目を奪われるのですが、
そんな中、コムちゃんもかなり腕筋を使っていますねぇ!
トートダンサーの肩から膝へと体滑りに落とされる振りでは、
コムちゃんもトートダンサーの肩にグワシと手を回し、
プルプルプルっとダンサーの名にかけて、
自分の体重は自分で支えますと言わんばかりの腕筋を披露!!
そのプロ根性に朝海ひかるの強さを垣間見ました。
●皇后となったコムシシィ~嫁姑戦争~
高島お兄ちゃん
「こうして小鳥はかごの中に入り、その格子戸は固く閉ざされた。
だが可愛いだけじゃない、自由がないと生きていけない特別な鳥なんだ。
誰が飼いならすことができるだろうか?」
何だかコムちゃんにぴったりの表現でドキドキしてしまった(・。・;
高島お兄ちゃんはテンションが上がりすぎると暴走して
油断すると聞き取れない事態になるそうなので(知人からの噂)
気を引き締めていたんですが、今日はしっかり聞き取れました^^
寿ゾフィーがかっこいい!
厳粛で「優しさよりも厳しさを」、正にその通りの女性。
コムちゃんの寝室に入ってきた寿ゾフィー。
ここはヅカ版とほぼほぼ同じ設定で、
皇后の義務を次から次へと被せます。
可愛らしい顔をしながらも、
どんどん腹の立ってきたコムちゃん、
侍女の間を歩く姿は男役ッ!!
のさのさっと大股歩きで抗議を始めます。
フランツがシシィを諭しますが・・・
「自分を殺して生きるのだ」と言われた後に
「僕は君の見方だ」と言われてもね・・・・。
コムちゃん目線だからかなぁ・・・。
どんどんと鈴木さんフランツにイライラしてきた・・・
でもね、皇帝の義務だものね。
最初に言っていたものね・・・と落ち着きつつ、
「私だけに」がキターぁぁぁぁぁ!!!
大感動だよぉぉぉ!!コムちゃんに。
あの低い声のコムちゃんから、あの「にぃぃぃ」が
出るだなんてねぇぇ!!
途中からはベットの上で中途半端に腰掛けた状態での歌だよ!
ベットカバーをぶわぁぁぁんと払いのけ、
ベットの上で歌い続けるコムちゃんがかっこいい!!
本当に美しかった。
白いシンプルなドレスで自分の心を歌い上げるシシィに感動。
自分の心を殺して生きてはいかないと
自分自身に宣言するシシィの真っ直ぐさ、
孤高の皇后としての一歩を踏み出さんとする
シシィの心の強さに大きな拍手!!
続きは忘れないうちにまた書き綴ります!!
今日は「私だけに」で論者も暗転(謝)
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