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新 勝手にコム論

元宝塚歌劇団雪組トップスター朝海ひかるさん!舞台道を走り続ける朝海さんのちょっぴり昔の記録です^^

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『美的』6月号のコムちゃん

皆様ぁぁぁッッ!!
『美的』6月号をご覧になられましたでしょうか?

早くッ!早くッ!
明日のお仕事帰り、学校帰り、お買い物帰りに
ぜひお立ち寄り下さいませ(懇願)


コムちゃん超女優!!
「宝塚で男役やっていました!」とは思えない転身ぶりッッ

コムちゃん超女の子!!
でもヅカ時代からのあの小悪魔な笑みは忘れてらっしゃいません。
見開き2ページの右側、黒いワンピのコムちゃんは
正しく小悪魔でした。
だって不敵な笑みでこっち見てくんだもん。

もう1枚は天使コム
白いロングワンピ、
大きいストーンネックレス、
編み上げのサンダル、
髪は『演劇の小径』と同じ、薄い茶色のふわふわ風味。
色白ッ色白ッ!!
二の腕の筋肉が隠されていたなぁ・・・(健在なはずなのに)

あ~あ。ご馳走様でした(ペロリ)
いつかの『レ・プリーク』の「リボンぐるぐる挑発コム」ほどの
衝撃はなかったんですが、一見の価値大有りですぞ^^

同じ特集記事にご登場の藤原美智子先生、山田優ちゃんは
膝丸出しのスカート姿だったんだけどな・・・
そこが惜しい。
どうにも惜しい。
いつかコムちゃんも短いスカート履いてくれますように☆
(何たる変態的願いだろう)(呆)

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『蜘蛛女のキス』~映画語り 最終章3

わたるさんがどんどん壊れていっています。
そこで朝海さんもとうとう行動を起こしますよ!
(もう役名で語れなくなってます)(危)



「花形女優と新聞記者の恋」3


実業家に頼りきりの生活が恥ずかしくなった女は
ついに実業家と別れ、また仕事を始めようと決心した。
彼女は歌手としてナイトクラブで歌うことになった。

その夜、まだ準備中のクラブに立った。
久しぶりのステージに、手が震えてしまう。
しかし彼女はとても優しい目をして、
静寂の中、ピアノの音をバックに歌いだす。
青年のことを思いながら・・・


いなければ忘れると誰もが言う
けれどそれは本当じゃないと
あたしはあなたに誓います
あなたと過ごした最後のときから
あたしの人生は辛く悲しいことばかり
あなたはその瞳で
あたしの中に見つけた気まぐれな世界を盗んで
自分のものにした


あんなに愛し合っていたのに
なぜあたしを捨てたの
あなたは知ったはずなのに
あたしの狂おしい胸の内を
あなたはたとえ遠くにいようとも
きっと泣いている
あたしが捧げた愛に似た
そんな愛を求めて・・・



歌い終えた彼女はすっかり物思いに沈んでしまった。
けれど準備中のスタッフからは
割れんばかりの拍手が贈られるのであった。

彼女は満ち足りた気分で楽屋に戻った。
自分がまた仕事をしていること、
実業家と手を切ったことが
青年に伝わるだろうと思ったのだ。

しかしそこに大実業家が現れ、
彼女の再デビューを前にナイトクラブを買い取り、
そして店をたたむよう命令したのだ。
実業家は彼女を取り戻すため、
彼女が自分の手を離れては生活できないことを
分からせようとしたのだった。

彼女は強かった。負けなかった。
彼女は条件のいい仕事ができるまで
どんな仕事でもしようと堅く決心するのだった。


その頃、青年は働き口を捜していた。
記者クラブのブラックリストに載っていたため
記者としてはもう働くことができなかった。
飲んでばかりいた彼は人相も悪く、
なかなか雇ってもらえずにいた。
やっと見つけた仕事は製材所の人夫。
しかしアルコールで体がぼろぼろだった青年は力尽きてしまう。
そして遂に、青年は気を失い病院に運ばれてしまうのだった。

病床の青年は熱に浮かされながら
彼女の名前を呼んだ。
仕事仲間が彼の手帳から調べ、例のアパートに電話をかけた。
もちろん彼女はもうそこにはいなかった。
しかし親切なメイドが、今は安い下宿屋で暮らしていた彼女に
伝言を送ってあげるのであった。

彼女はすぐに彼のもとへ飛んでいこうとした。
しかし彼女には切符代が払えなかった。
彼女は下宿屋の管理人にお金を借りようとしたが、
取り合ってはくれなかった。
他に頼るところのない彼女は何とかもう一度頼み込んだ。

管理人はお金を貸すことを承諾した。
条件付で。

管理人の男は彼女の部屋に入り、
彼女は男の魔の手に落ちた・・・



病院にいた青年は日に日に回復していった。
しかし医者は二度とお酒を飲まないこと、
栄養のある食事を取って、
体を休めなければならないと告げた。
一文なしの彼にどうやって・・・

そのとき青年の目に信じられない姿がはっきと飛び込んできた。
全く飾り気のない白いワンピース。
髪は後ろで束ねているだけ。
それでも彼女はとても輝いていた。

青年は彼女が大実業家から与えられる贅沢な生活から
縁を切ったことを初めて知るのだった。

彼女は自分の目が信じられなかった。
お酒のせいで彼は別人に変わってしまっていた。
彼女の目にはみるみる涙が溢れ止まらなかった。

退院しても良いという医者に
行くところがないと答える青年。
彼女は彼に告げた。
庭付きの家があると。
すごく小さいけれど
椰子の木陰にあって
海からの潮風が心地よいからと・・・

彼女は郊外に一軒の家を借りていた。
彼女は青年を庭のハンモックに寝かせてやると
2人は手を握り合い、じっと見つめ合った。

君がここにいてくれる嬉しさですぐに治るよ。
治ったらいい仕事を見つけるよ。
君に負担はかけたくない。

彼女は答える。
心配しないで。
あなたがすっかり良くなるまでは働きには出させない。


2人は黙って愛情のこもった目で見つめ合った。

青年は囁くように歌った。


この幸せを他人には言いたくはない
言っても分かりはしないから
でもぼくの心の中では叫び声を上げている
生きること
愛することへの切なる願いが・・・
ぼくは幸せだ
君はぼくを愛している
ぼくの愛はそれ以上
君を深く愛するぼくは
過去のことは忘れてしまった
そして今日 ぼくは幸せを味わっている
なぜなら君がぼくのために
泣くのを見たから・・・




……to be continued.




瀕死のわたるさんです(泣疲)
そしてとうとうコム嬢はひひ爺の手にかかってしまいました。
爺さんは今日初めて出てきたっていうのに
オイシイところを持っていきましたね(違)
そうだな・・・
『睡れる月』の変態上様役がとってもGJでいらした一樹千尋さんにお願いしましょう。
あの時もコムちゃんのことを狙っていましたものッッ(力説)
あの時はカシ兄ちゃんが救ってくれたんだけど、
瀕死のわたるさんはそれどころじゃなかったみたいで・・・(だから違う)

次で本当に最終回です^^

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CS 『PRIMARY COLORS』 インタブー

CS「演劇の小径」でインタブーがありましたので、
コムちゃん正塚先生を抜粋で書き出してみました!
今回はコムちゃんと正塚先生がしゃべったっぽく
聞き取れたまま書きました!!(ヒマかぁぁぁぁ!!)
どうぞ想像して真似して読んで見てください(誰もしません)



タイトルの意味は?

これは正塚先生が考えてくださったんですけれども、
「Primary Color」というのが三原色という意味で、
「Primary Colors」というのは俗語として
正塚先生が創られたみたいで、
まぁ・・・いろいろ?ごちゃごちゃ?みたいな(笑)
そういう意味らしいです。

まぁ、そんなような内容のごちゃごちゃな感じのコンサートというか
リサイタルというか、そういう意味も含め、
そして私がステージ上で演じる人物の気持ちもごちゃごちゃという(笑)
意味も入っているのかなぁ~っとこの頃思いましたけれども・・・

1幕はミュージカルみたいな感じで
お芝居と踊りと歌と・・・
2部はショー。まるっきりショー形式でやっていくという感じで。





今回の公演について

内容というか・・・コンサートなんですけれども
まぁ、予想される形とはちょっと違うかもしれないですね。
というのは、1幕はセリフがあったりで、ちょっと芝居仕立てになっていて

内容というか・・・今回の公演というのは
あの・・・1回しかできない公演だと思うんですよね。状況が。
インパクトの強い状況にあると・・・。
それは・・・こっち側としても、観る側といしても当然、
そういった風に思って見るワケで・・・
まぁ・・・自ずと忘れられないそういった状況から創っていくと。
まぁ・・・今の状況から創ったという、そんな内容ですねぇ。

まぁ(笑)別の言い方をすれば、そこからネタを頂いて
種にさして頂いたとういうこともあるんですけれども。
まぁ・・・後はあんまり言わない方がいいでしょう。




一応、女・・・まぁ・・・何でしょうね。
私の今の現状というか・・・を現している感じで、
・・・・・。女・・・・・おん(笑)
私自身って感じですね。
私自身を演じる私・・・みたいな(笑)
微妙というか複雑なんですけれども。
私の今の状況にとても似せて創って頂いて
そこに書いてあるセリフというのは
私に近い部分もあるんですけれども
私じゃ絶対こう思わないというのもありますし、
そこはやっぱり、その人物として
舞台の上で演じようと思っています。
状況的には私にとても似た人物を演じます^^




今までの仕事というのは、ずっと彼女、男役をやっていたワケで
その本人についての魅力というのは
僕も今までいろんなところで書いたり語ったりしてきたんですけれども、
まぁ・・・いわゆる芝居の感性が素晴らしいのと
男役としての魅力とか・・・
ただまぁ・・・今まで、皆様がご覧になられてたのは
男役をやっていた朝海ひかるの魅力ということであってね、
例えばDSなんかで素のような感じでコメントをしゃべっても
やっぱりそれは男役のトップとしてのコメントであるだろうし、
ただまぁ僕としては稽古場で付き合っていく中で
あまりその・・・一般の人々では見れないような・・
素顔ではないんですけれどもね。
1人の女性として、その人となりというか、
大体あまり物を言わぬ人でね、どちらかと言うと。
だけどそこで、その内面にある人間的な部分の
奥行きみたいなものですとか
いろんなものに対する感覚、独特の感性を持っているとか
そういうことは充分感じられるワケで・・・
だから、それを役にすると言うのかなぁ。
今度は男役ではない、女優になりますよという・・・
女性としての魅力を舞台で見せれればなぁということですね。

まぁこれからは、そこが1番必要になっていくんだろうし、
もちろんそれは、今までも男役をする上で十分ベースとして、
男役の魅力として、支えてきたものだと思いますけれどもね。
もっと近くて、もっと真っ直ぐにと言うんですか・・・
そういう風に出来ればと思いますが。



1幕から歌も踊りもたっぷりなんですけども(笑)
2部はまだちょっとどうなるのか分からないですね。
体が続く限り躍らせて頂きたいなと思いますし(笑)
でも、やっぱり汗かいて久しぶりに踊ると
すごく楽しいというか・・・
やっぱり好きなんだな~というのが分かりますね。
歌を歌ったり、お芝居をしたりするのが・・・・
まぁ3ヶ月間、お休みを頂いたんですけれども、
やっぱりコレが1番好きなんだな~という風に思えてますね。




スタッフについて

本当にみなさん、在団中からお世話になった方々、先生で、
よく私を分かってくださる方たちばかりなので、
すごく・・・何だろう・・・
やりやすいと言ってはアレなんですけれども、
自由に泳がせて頂いてるという、そんな感じです^^




公演に対する意気込み

何も自分自身は変わってないんですけれども
たぶん出来上がった後に、あッ変わったな・・・と、
思える何かがあるような気がするので、
それを探しながら稽古したいと思いますし、
そしてそれを、ぜひ、劇場に入らしてくださったお客様に
今の状況の私を見ていただいて、
そして楽しんでいただきたいなと・・・
月並みですけれども(笑)
体を大切に、最後まで乗り切っていけるように頑張りたいと思います。




朝海本人の1番近いところを観て、楽しんでいただいて、
まぁ・・・それは「生」であるワケはないんですけれどもね、
「生」であるかのように観れば素晴らしいと思いますし、
そのへんのオモシロさですかね・・・
そしてより近しく感じていただいて、
新しく彼女を知った人は、さらにそこに気付いて
これからも追ってもらえるようになればいいし、
今までファンとして支えてこられた方は
次への展望がさらに見えればいいだろうし。




皆様。お久しぶりでございます。
朝海ひかるでございます。
この度、リサイタル『PRIMARY COLORS』
東京と大阪と・・・兵庫県と公演させていただきます。
皆様ぜひぜひ、観に入らして下さい。
今までとはちょっと違った私を観れ・る・かも・しれ・ないかな?
という感じなので(笑)お楽しみに^^ では^^




以下は芝居稽古が1部映りました。
(朝:コムちゃん、中:中川さん、園:園田さん)

朝「約束する!絶対忘れない!」
中「それなら俺の居場所もきっとあるな!」
朝「あるよ!」
園「あたしはどうなるのぉ?」
朝「そういうところも絶対ないとは言わないけど・・・」
園「あたしはあなたなのにぃぃぃぃ」
中「ぐちゃぐちゃ言うなッ!男でも女でもカッコよくなきゃぁどうにもならねぇ」
朝「そういうこと!」




どんな感じが伝わりましたでしょうか?
正塚先生のところを読み返すと、
あまりにも文字に「正塚節」が表れていてウケる(笑)
ちゃんと思い描いて読んでくださいましたか?(誰もしないって)
正塚先生の言わんとしていることが、
だから何だって?と何度も聞き返したくなったのは論者だけではないはず・・・。
正塚先生、面白いです(結論)

そしてこの番組を見ると、
コムちゃんは愛されてんなぁぁぁぁということが分かりますねぇ(泣)
愛されキャラなんだなぁぁ朝海さんは。
朝海さんを形容する言葉アンケートをとったら、
ダントツ1位はやっぱり「可愛い」とかなんじゃないかな・・・と思います。

水さんは「小悪魔」とか言ってましたけどね。
うん。それも十分分かる。
特に水さんに対する朝海さんの態度はそんな節があった。うんうん。


以上、追記でした^^


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CS 『PRIMARY COLORS』 お稽古情報

顔がほころぶ・・・・
ほころぶ・・・
ほころぶ・・・
ほころび続ける・・・
ほこr・・・

映りました。
12月24日以来の朝海さんの動く映像です。
論者は朝海さんからでんでん全然抜け出せてません(断言)
気付かない内に、論者のコム欠はとっても進んでいたようで、
15分間、朝海さんを追いつづけました(大げさ)

映像を見られない方のためにも、
文字でちょっと詳しく・・・。

明らかにトップさんになる前の「コムちゃん」時代の表情でした。
轟さんとか、絵麻緒さんが雪組のトップだったころの、
まだまだ若い、若手人気スターですッッて頃の、
可愛らしい朝海さんの表情でした。

雪トプの重責を背負った、ある種の悲壮美は消えてなくなっていました。

とっても柔らかい表情の朝海さんだったんですが、
あんまり女性ですッッてな感じでもなく、
朝海さんお得意の中性な雰囲気。


ほっぺが元通り(『ベルばら』突入前)になり、
チークなんだか、火照ってんだか分かりませんが、
オレンジ!オレンジ!(こんなところでも興奮)

髪は自然な茶色で、パーマか天然かわかりませんが
ふんわりウェ~ブでした。
肩、二の腕の筋肉はご健在。
在団中は絶対見せてくれなかったお腹がぁぁ
お腹?横ッパラ?が踊る度にちらちら見えまして、
細いッッ!!細い!!本当に薄い。
割れているらしい腹筋は拝めませんでしたが(そこまでサービスはありません)
無駄な肉・・・というか
あるべき肉もないお腹でした。

CSが取材に行かれたのはお稽古が始まって5日後だそうなので
4月10日くらいでしょうか・・・。
正塚先生が何やら「こうやッ」みたいな感じで指導を。

コムちゃんの隣には大きな若者が、たぶん中川賢さんでしょうか?
そしてコムちゃんよりも少しがっちりした女性ダンサーさんが。

6名いらっしゃるはずなのですが、
主に映ったのは3方だけ。

暑がる中川さんを手うちわで扇いであげたり、
テレビカメラに向かって手をのばすポーズをする
可愛らしすぎる朝海さんがおられました(ほころび)

その日の段階では、1幕のお芝居のお稽古しか付いていないようで、
1幕がお芝居(歌&ダンス)
2幕が完全ショー ということでした。

お芝居では「女・・・・。女・・・?おん・・・」と
朝海さん自身も説明に困り果てまして、
「今の私、そのものみたいな感じです」だそうです。

芝居稽古の1部を映してくれていたんですが、
女の方が「あなたは私なのにぃぃぃぃ~~」と
コムちゃんの手をぶんぶん振りながら悔しがってる感じ、
そうするとコムちゃんの横にいた中川氏が
「男でも女でもかっこよくなくっちゃな!」みたいなことを言い、
それを受けたコムちゃんが「そういうこと!!」と言ったと思ったら、
すんごい勢いで3人とも踊り出されました。

ヅカっぽくないダンスですねぇ。
街中で若者が高度なダンスを披露しているじゃないですか?
ヒップホップ?
あんな感じの、体全体を使いまくるダンスでした。

やっぱり踊る朝海さんは本当に楽しそうで、
とてつもなくカッコよかったです(ほれぼれぇ)

宝塚で男役を演じていた朝海さんも、
それはそれは論者はとっても大好きだったのですが(知ってます)
ヅカを出た朝海さんも、
ヅカを出て、女優になった朝海さんも、
論者は間違いなく、観劇して元気をもらえそうで
間違いなく語りたい、語りつづけたいと思わせる方でした(熱いなぁ)(迷惑)


こんなに言ってるのに、
皆様方・・・論者、観劇に行くと思いますでしょ?


・・・・


・・・・

そのまさかなんです。

未だに持ってないんです。チケット・・・。

こんだけ言ってるのに感想はDVD発売まで語れそうにありません。
すみません・・・・。
あしからずご了承くださいませ。
(了承できるかぁぁぁぁぁ~みたいなね・・・)

また気付いたことがありましたら、追記します^^


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『蜘蛛女のキス』~映画語り~最終章2

わたるさん&朝海さんで置き換えてらっしゃいますでしょうか?
それともカシちゃん&朝海さん派でしょうか・・・?
(何の話しや・・・)
この後も青年は大変なことになっていきます!!
では第2部開始致します。(大げさやな・・・)




「花形女優と新聞記者の恋」~第2部~

次の日、青年が新聞社へ出勤すると、
みんなは彼女の記事の資料を探し回っていた。
見つかるはずがない。
青年は彼女に関する資料の全てを自分のデスクに隠し、
鍵をかけてしまったのだから。

結局、資料は見つかるはずもなく、
今回の記事は御破算になることが決定した。
青年はためらいながらも、彼女に電話をかけた。

安心してくれ。記事はもう出ないからと。

そこで青年は彼女の家で言ったことを謝り、
もう1度会って欲しいと伝え、時間と場所を指定した。

彼女は感謝の言葉を述べると再会の約束をするのであった。

青年のことが気にかかっていた女は
例のアパートで身支度を整えていた。
そこに大実業家が彼女を訪ねにやってきたのだ。
彼女は行こうか行くまいか悩んだ。
青年と会うのは危険ではないだろうかと・・・

大実業家は何かを察したように、
ショッピングならば私も着いていこうと言った。
しかし彼女は時間がかかるといけないからと、
その場をやり過ごそうとした。

実業家は納得したような素振りを見せ、こう付け加えた。
自分をだましていることが分かった時には、
君に仕返しはしないけれど、
君に敢えて近づいた男に仕返ししてやる・・・と。

実業家が帰ったあとも、
彼女の耳には先ほどの言葉が響いていた。

その頃、青年は豪華なバーで彼女を待っていた。
1時間が経ち、2時間が経ち・・・
彼女はもう来ないと思った。
すっかり酔いの回った彼は、確かな足取りで店を出ると
そのまま新聞社に向かい、仕事に没頭するのであった。

次の日、会社の上司に一杯付き合っていた彼は
憂鬱な気分で店を出、気が付くと彼女のアパートの前に立っていた。
青年は我慢しきれず、ベルをならし、出てきたメイドに
女主人に話があると申し出た。

ところがその時、
彼女は実業家とお茶を飲んでいた。
実業家も前日のことを気にかけ、
彼女に宝石をプレゼントしにやって来たのだった。

メイドの制止を振り切り、中に入ってきた青年。
彼女はその場を取繕おうとして、記事の経緯を実業家に話すのだった。
彼女が一生懸命に、実業家の腕を取り話す姿を見て、
青年は嫉妬のあまり、カッとなり捨て台詞を吐くのであった。
何もかも胸糞が悪い。
自分のことは永久に忘れてくれ。
それがただ1つの願いだと。

青年はテーブルの上に紙切れを1枚残すと
その場を去ってしまうのだった。

目に大粒の涙を浮かべる彼女を、実業家はじっと見つめた。
そして、あの汚らわしい新聞記者をどう思っているのか問いただした。
彼女は喉が詰まり、なかなか答えられずにいた。
実業家の顔がどんどんと赤くなり、
怯えた彼女は唾をごくんと飲み込むと小さな声で答えた。
あの新聞記者のことなど何とも思ってはいない。
ただ記事のことで関係が出来ただけだと。

実業家はどこの新聞社の何という名前の男かを聞き出そうとした。
しかし彼女は仕返しを恐れ、決して言い出さないのだった。
実業家は思い切り彼女のほっぺたを叩くと、アパートをあとにした。

彼女はアーミンの敷物の上に倒れたまま動かなかった。
きらきらと光る涙が頬をつたっていた。
暫くして起き上がると、彼女は青年の残していった紙を手に取る。


たとえ君が囚われの身でも
淋しさの中で君の心はぼくに言う
あなたが好き
運命の黒き花は
無情にもぼくたちを引き裂く
けれどいつか訪れるだろう
君がぼくだけのものになる日が


彼女はその紙を強く握り締めると強く胸に押し当てるのであった。



失意の青年はもう新聞社へは戻らなかった。
そして酒場を巡り歩く日々が続いた。
新聞社との連絡を一切とっていなかった彼は
ある日、街で偶然に自分の新聞社の広告を見かけた。
そこには明日発売の新聞に、引退した大スターの秘密が掲載されるとあった。
青年は怒りに身を震わせ、夜中に新聞社へ入り込み、
自分のデスクがこじ開けられているのを発見する。
そこで青年は印刷所へと飛んでいった。
破れかぶれになった彼は、ハンマーで機械を叩き壊し、
彼女の記事の載った夕刊を1枚残らずダメにしてしまうのだった。

青年は街から姿を消し、酔っては彷徨い、酔っては彷徨う日々を送っていた。
居酒屋で焼酎のグラスの底に現れた彼女の姿を見つめては
彼はかすれた声で歌を口ずさみ、彼女を想い、涙するのだった・・・




.....to be continued.





えらく・・・物悲しいですなぁぁ・・・・
小説を読んでは書き、読んでは書きしている内に
どんどんと暗くなってきた・・・(重)


わたるさぁぁぁぁぁぁんッ
コムちゃんの気持ちも分かってやってぇぇぇぇぇッッ(違)


たぶん4部になっちゃう気が(長)

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朝海さんを影から応援すること
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私の毎日は朝海さん一色!!そんな約4年間の記録です。

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