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新 勝手にコム論

元宝塚歌劇団雪組トップスター朝海ひかるさん!舞台道を走り続ける朝海さんのちょっぴり昔の記録です^^

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『蜘蛛女のキス』~映画語り3の2

はるか彼方から太鼓の音が聞こえてきた。

青年も顔色を変え、もう眠ることが出来ない。
青年は起き上がった。
娘は寝ているふりをすることにした。
黒人女に言われてことを思い出し、
気を利かして寝ている振りを・・・

食器棚のキシる音がしたのち、
いくら待っても帰ってこない青年。
娘は心配になり勇気をだして青年の方へ・・・

そこには完全に酔いつぶれた青年の姿があった・・・
開いたままの引き出しが1つ。
そばにはブランディのボトル。

娘にはこのアルコールをどこから運んできたのか分からなかった。
空き瓶の下には青年が隠していたと思われる写真と手紙・・・

娘は青年を寝室へと運んでやると
あなたを愛している・・・
もう独りぼっちじゃない・・・と元気付けた。
青年は感謝の眼差しを娘に向けると、そのまま寝入ってしまうのであった。

娘はもう1度起き上がり、
あの引き出しのところへ調べに行く・・・
しかし引き出しは閉まっていた・・・その上、鍵もかけられていた・・・
辺りを見回す娘・・・・・そこには暗闇だけが広がっていた。

次の朝になると、青年は何も覚えていないかのように
娘を島巡りのドライブへと誘うのであった。

海辺でのデート・・・・・2人にとってとても幸せな時間だった。
日も暮れ始めた頃、坂道の向こうに
生い茂った木々に覆われた一軒の家を見つける娘・・・
いつかあの家に行ってみたいと青年に告げた途端、
青年は今までにないような苛立ちを見せ、
絶対に近づいてはいけないとキツく言い放つのであった。

屋敷に戻った娘は青年がシャワーを浴びている隙に
青年のキーケースを探し出し、
どうしても気になるあの引き出しを調べに行くのであった。

引き出しの中には
ブランディの入ったボトル1本
青年のサイン入りの手紙、先妻のサイン入りの手紙・・・
そして写真・・・青年と女の写真。
とても背が高く、金髪の髪、薄い目の色・・・
たよりない目つきの・・・ぼんやりとした・・・

その途端、娘はぎょっとした。
それは夢の中で追いかけてきた女そのものであった・・・


それから何日かが過ぎ、
娘は、青年が眠れずに夜中に置きだすことに気付いた。
しかし娘はそのことで言い合うのが怖かったため
いつも寝ている振りをするのであった。
そして明け方に、いつも最後は酔いつぶれ、
椅子の上でひっくり返っている青年を寝室まで運び込むのであった。
そして明け方に娘の見るボトルには
いつもブランディがいっぱいになっているのであった。

青年は毎日夕方になると農園から戻ってくる。
そして娘が笑顔で迎えると、とても幸せそうであった。
けれど真夜中になると、あの太鼓の音が・・・
眠れない青年、酔いつぶれない限りは眠れない・・・

娘の不安は募るばかりであった。
娘は青年がいないときを見計らい、
青年がときどきひどく苛立つ理由を執事に尋ねてみるのであった。
しかし執事は仕事上の問題だとだけ言うと、何も教えてはくれなかった。

ある日、青年は執事と共に、1日中農園に出かける事になった。
次の日まで戻らないと告げられた娘は、
勇気を出して秘密裏にあの木々に覆われた家に向かうことにした。
何か手がかりがあると思ったのだ。

日が暮れて、ようやく例の家に辿り着いた娘は
中にロウソクの火が燈っているのを見つけると
幾分か安心してドアを開けた・・・
部屋の隅には祭壇があった。
祭壇に近づく娘・・・そしてふと戸口を振り返ると
そこには黒人の男が・・・
目の飛び出した・・・
ボロボロのズボンを履いただけの男・・・
それは生ける屍・・・
黒人女の話したゾンビそのものであった・・・

行く手を阻まれた娘は、恐怖のあまり違う部屋に入り込み、
鍵をかけるのであった。
真っ暗な部屋・・・何も見えない・・・・・
暫くして、暗闇に慣れた娘の目に映ったもの・・・
ベッドの上で誰かが動く・・・
青白い顔、腰まで続く髪、あの夜と同じ白い服の女。

もう悲鳴をあげることすら出来ない娘が
気絶しそうになったとき・・・窓の外から声が。

あの家政婦の黒人女であった。
もう大丈夫。怖がらなくていいと・・・
黒人女はゾンビ女を優しく諭し、再びベッドに戻るよう指示した。

ロバのひく車で屋敷に戻る道々、
黒人女は前妻の正体に気付いてしまった娘に
全てを打ち明けようと話し始めた・・・


「青年は前妻ととても幸せな生活を送っていた。
しかしどうしても言えない秘密があった。
彼の父親について・・・身の毛もよだつ犯罪を目撃した事。
彼の父親はまるで獣のような男だった。
青年がまだ幼かった頃、
父親はその島に一儲けしようとやって来た。
そして農園の労働者たちをそれはそれはこき使っていた。
労働者たちはある日、反乱を企てた。
すると父親は土地の魔術師とぐるになって
労働者の親分格を集め、殺してしまった。
矢尻には魔術師が調合した毒薬が塗られ、
殺された労働者たちはジャングルの中で目を覚まし、
生ける屍となってしまった。
そして昼間は掘っ立て小屋に眠らされ、
夜になるとバナナの房を刈るように命令されるのであった。
青年の父親はそうやって財産を増やしていった。
青年は小さかった。
でもその全てを見て育っていった・・・・

そして青年は大きくなりアメリカの大学で知り合った
背の高い金髪の女と結婚し、島に連れて帰った。
そして父親が死んでしまうと、魔術師との関係を断つために
彼を屋敷へと話し合いのため呼びよせるのであった。

青年は魔術師が屋敷に向かっている間に
掘っ立て小屋に向かい、ゾンビの眠る小屋を焼き払ったのである。
ゾンビは灰となり、哀れな生ける屍の苦しみに幕が下ろされた・・・

しかしその間、魔術師は屋敷で前妻と2人、彼の帰りを待っていた。
そのときも太鼓の音が鳴り響いていた・・・
それは青年の行為を魔術師に知らせる合図であった。

魔術師は突然、青年を殺してやると言い始めた。
何が何だか分からない金髪の妻は、
お願いだから青年に手を出さないでくれと・・
そうすればお金でも宝石でもなんでも譲り渡すと懇願した。

魔術師は妻の体をじっくりと眺め、
毒を塗った短刀をテーブルの上に置くと、
助ける方法が1つだけあると告げるのであった。

そこへ青年が戻ってきた。
窓から青年が見たもの・・・それは
魔術師と自分の妻が2人、
しかも妻は服を脱ぎかけているところであった。

妻は青年に告げた。
あなたを捨てて、魔術師と共に暮らすと・・・
頭に血ののぼった青年はテーブルの上の短刀を見つけると
興奮のあまり自分の妻を刺してしまうのであった。

魔術師は言った。
誰も見ていない・・・
目撃者は自分だけだ・・・
これからも儀式や魔術を続けさせてくれるならば
2人だけの秘密にしてやると。」

黒人女に全てを聞いた娘は震える体を止めることが出来なかった。


…..to be continued.




黒人女性が話す前妻の話も悲しすぎますよね・・・。
ここだけヅカ版でやってくれたらなぁぁ・・・
なんて書きながら勝手に配役しちゃいました。

青年・・・朝海さん
前妻・・・まぁちゃん
魔術師・・・水さん
現妻・・・となみぃ


いいねぇ・・・。
今はもうこんな配役絶対観れないですもんね・・・(悲)
いやいや・・・水さんが変態役すぎてファンに怒られますから・・・。

次でちゃんと終わらせます!!
思ったよりも長かった・・・・(汗)

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無題

いつもお世話になります、論者様。
第2回目もしっかり、どっぷり堪能させて頂きました。
私の腐った頭の中は爆裂妄想超特急で
朝海さんがあんなことになったり、
こんなことになったり…。
それだけでDVD発売日まで待てるような気もしてきた今日この頃です(爆)
悲鳴をあげることすら出来ない朝海さん…いやん❤❤

しかも今回は素敵な配役付❤
私的に何よりもツボなのは、魔術師水さん!!
それはもう…背筋が凍るくらいの熱演でまぁちゃんに迫りそう(爆)
毎晩眠れずにお酒を煽る朝海さんも…やっぱり見たい!!!

毎回私の心を鷲摑みにして離さない論者様、勝手にお慕いしております❤❤
  • toko さん |
  • 2007/04/12 (00:10) |
  • Edit |
  • 返信

やっと終わり。

toko様。
いつも楽しみにぶっ壊れていただき
ありがとうございます^^
最後まで書きますと
先妻も朝海さんに演っていただきたいな・・・
という欲も出てきてしまいました。
ところでtoko様は安蘭さんのファンでも
いらっしゃるのでしょうか?^^
まったく違ってましたらゴメンナサイ。
「さくら」「シークレット~」は未見ですが
安蘭さんのトップ貫禄充分でステキでしょうねぇぇ^^
  • 論者 さん |
  • 2007/04/13 (17:01) |
  • Edit |
  • 返信

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私の毎日は朝海さん一色!!そんな約4年間の記録です。

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