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新 勝手にコム論

元宝塚歌劇団雪組トップスター朝海ひかるさん!舞台道を走り続ける朝海さんのちょっぴり昔の記録です^^

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勝手にコムちゃん新コーナー

昨日のWOWOW「プルミエール」!!
論者は見ることが出来なかったのですが、
いろいろと皆さんの情報を聞いておりますと、

「コムちゃんが扇子を持って妖しい目つきで誘ってた!」とか

「コムちゃんがけっこうキワドイお衣装を着るみたい!」とか

「きっとアレはミニスカートだろう!」とかとかとか・・・

放送されたのは、わずか3分なはずなのに、
ご覧になった方が大興奮しているみたいですッッ!!

それを聞いただけで、またまた熱が出そうなので、危ないです。
俄然、楽しみ度がまたまた増しましたね!
もぉ、コムちゃん周辺は商売上手で困ります(違)



と・・・こちら「コム論」はと言いますと、
『蜘蛛女のキス』語りが閉幕してしまい、
次のコムちゃんの舞台はまだまだ分かりそうにもありませんので
(11月まで分かっているだけでも有り難いとしなくちゃなんですが)
次はどんな舞台かなぁぁぁっと妄想することも出来ない今日この頃。


なので、突然ですが、前々から「これはコムちゃんっぽいなぁ」
「コムちゃんに演って欲しかったな」と論者が密かに思っていたお話を
勝手気ままに紹介していくというコーナーを作ることにしました(ばば~ん)


・・・て言ってもそんなにも数あるわけではないので
これっきりで「終了~ッッ」かもしれない・・・(ぎくり)


記念すべき第一回目の紹介は!!

新潮文庫『ボッコちゃん』 著者:星新一氏


星新一さんのショートショート集は本当に面白いので
どのヴァージョンもお勧めなのですが、
『ボッコちゃん』に集録されております「月の光」は、
星新一さんの書かれたSSの中でも少し異質な感じでして、
本当に朝海さんにぴったし!!



朝海さんが実際の舞台で演じる事は絶対にないです。
紛らわしいといけませんので一応たたみますね(^^;)







「月の光」~コムちゃんヴァージョン~



広い部屋のガラス張りの天井からは青い月の光が静かに流れ込み、
部屋の片隅にあるいくつかの鉢植えのユリが
むせ返るような香りを撒き散らしていた。

その反対側の隅の小さなプールには
スイレンの花が澄みきった水の上に浮き、
噴水からふき出す水滴を受けて、
かすかな音と波紋とを次々と生み出していた。

ここが彼のペットの飼われている部屋である。


彼のペットは、そのしなやかな体躯を床の上に横たえ眠っていた。


「おい、えさを持ってきてくれないか」
彼は部屋に入るとき、いつもと同じ様に召使に言いつけた。

「かしこまりました。今日は何にいたしましょう」
「そうだな。パイと、シュークリームと、メロンがいい」
「はい」

彼がパイプに火をつけ、ふかぶかと煙を立ち上らせている内に、
召使は言いつけられた品々を大きな銀の盆に積み上げ、主人に差し出した。
彼はパイプを机の上に置くと、それを受け取り、部屋の扉を開けた。


扉の開く音で、ペットは身を起こし、
嬉しそうに彼に身をすり寄せ、その美しい目でじっと見上げた。

彼は身をかがめ、ひざをペットのもたれるがままにさせ、
右手でその真っ白な背中をなで、
左手で盆の上からパイを取って口に入れてやった。
ペットはそれを食べる。
そして見つめる彼の表情には、
例えようもない楽しげな表情が満ちていた。

ペットは時折、その切れの長い目で彼を見上げ、
彼もそのたびに優しく見かえしてやりながら、
「こんな素晴らしいペットを持っているものは他に誰もいないだろう」と
心の中で自分自身に囁くのだった。


ペット・・・
それは長い艶のある髪をさらさらとそよがせる混血の少女。

十数年前、彼は生まれたばかりの赤ん坊をもらい受け、
愛情を込めて、丹念に育ててきた。
幸い、彼には親譲りの財産があり、
また彼が大病院に勤める医師であったことも
良い条件であった。

彼はペットをこれまで育てる間、言葉を一つも使わなかった。
えさは必ず自分の手で与え、
召使を部屋に入らせることは、ほとんどなかった。
やむを得ず入るときも絶対に声を立てないように言いつけ、
召使は忠実にそれに従った。

言葉など人間にはいらない。
言葉がどれほど愛情を薄めているだろうか。
彼はこのように考えたのだ。

この美しいペットの中には愛情だけがいっぱいにつまっている。
この部屋の中にも世の中の醜いことは何一つ染み込んでいないのだ。

彼はペットの方をなで、ペットはおとなしくメロンを食べ終えた。
そしてスイレンの浮かぶプールに軽くかけよると、
噴水から散る水を手で受けて口に入れるのだった。
水を飲んだペットはプールのふちに腰をかけ、
大きな目でしばらく彼を見つめていた。


彼はペットを手で招きよせると、青いリボンで髪を束ねてやり、
部屋のまんなかの空間を横切っている銀棒を指した。
ペットはすんなりした体躯をバネのようにはずませ、それに飛びついた。
白い体躯が何回も弧を描き、そのたびに青いリボンが輝きをみせた。

彼は毎日、このようにして始まる夜を待った。
甘い、夢のような夜。


彼は夜遅くに眠り、朝の食事を済ますとペットにえさをやり、
清々しい気分で車を運転して病院に向かう。

ペットは昼の間、ガラス越しに差し込む日の光を浴びて眠り、
彼の帰宅のころに目覚めるのだった。



しかし、ある日突然、この平和と幸福にあふれた家に、
見えない嵐がもたらされた・・・。

電話のベルがなった。

「もしもし、大変なことです」
「はい、何が起こったのでしょうか」
召使は聞き返した。

「おたくのご主人様がたった今、自動車の事故で大怪我をなさったのです」
「本当でしょうか」
召使は受話器を手にしたまま、椅子に腰をおとした。

「様子はどうなのです」
「たいぶ重態です。よく分かりませんが、
うわ言で、えさをやらなくてはと、くり返してらっしゃいます。
もし犬でも飼ってらっしゃるのでしたら、
よろしくお世話をお願いします」
「はい・・・」


しかし夜になり、召使は困り果てた。
どうやってえさをあげたら良いのか。

召使は主人がいつもやっていたように、
盆の上にショートケーキ、オレンジなどをのせて、
おそるおそる扉をあけた。
その音で、寝そべっていたペットは嬉しそうに身を起こしかけたが、
召使の姿を見て、あわててプールに飛び込むと、
スイレンの葉の下に身を潜めた。

「ご主人は怪我をなさったのだ。
今晩は来られないから、これを食べなさい」
召使は思わず話しかけたが、ペットには通じるはずがなかった。
それどころか、初めて聞く声にいっそう怯えるのだった。

召使はぎこちなく手まねを繰り返したが、
それはこの部屋の様子に似つかわしくなかった。
自分がいては食べないと考え、
召使はタイルの上に銀の盆をおき、扉から出た。

しばらくして、再び召使がそっと覗き込んだときにも、
盆の上のものは少しも減ってはいなかった。
愛情という副食物がないと、何も食べられないペットは、
プールのふちにぼんやりと腰をかけ、主人を待っていた。


次の朝、召使は主人の病院に電話をかけてみたが、
依然として危機は脱していなかった。

召使は部屋へ入り、えさを取り替えた。
主人がよく与えていたシュークリームも加えて・・・

「食べておくれ。お願いだ。ご主人がお帰りになったとき、
ひどく怒られるだろうから・・・」
召使はおろおろして泣くようにして頼んだが、
ペットには通じなかった。

夜になっても盆の上のえさは少しも減らず、
いくらか痩せ、色の青ざめたペットは、
ユリの花に顔を寄せ、においをかいでいた。


主人の危篤は続き、ペットはさらに青白く痩せた。
召使は落ち着かず、ペットの部屋を覗くのと、
入院先に電話するのとを、ときどき思い出したかのようにくり返した。


疲れ果てた召使を、夜の電話が目覚めさせた。

「ご主人が亡くなられました」


召使は受話器を力なく置くと、ペットの部屋に足を向けた。

主人の最も愛したペット、最も親しかった家族・・・
これにどうやってこの不幸を伝えたらいいのだろうか。
無理かもしれないが、伝えないわけにはいかない。


召使が音もなく扉を開けると、
ペットは静かにタイルの上に横たわっていた。
召使はそっと近づき、その肩に手を触れた・・・

しかしそれは大理石と同じ冷たさになっていた。


ユリの花びらが一枚落ちて、かすかな音を響かせた。




Fin.





もちろんペットが朝海さんです!!!!
しかも結構初期のころの朝海さん。
作品で言うなれば、『パッサージュ』天使とか・・・
『ノバボサノバ』妖しい蝶とか・・・
でも『ドリキン』の2部・恋人でもいいかなぁぁぁ(げへへへへへ)(危)


主人?
もちろん水さんですッッ!!(もちろん)
「♪あの日、思わず手を差し出した♪(@『銀の狼』)」の水さんです。
水さんは朝海さんをペットに出来、さぞやお喜びだと思います。
(いい加減、水さんから「変態」のレッテルを取らなきゃな)


召使は壮さんでしょ!
真面目な役が似合ってしょうがない壮さん!
朝海さんに何でかあんまり好かれている風じゃないところも壮さん!!(言うな!)


きっと皆様それぞれにお好きな配役がおありでしょうから、
またいろいろと思い返して、お読みくださいませ(そんなヒマじゃないってね)

でも朝海さんのペットは譲れません(力説)


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新企画(/∀\)イヤン!

ペペッペット…。・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・ポワァァァン・・・

論者様、脳内変換はバッチリでございますッ!!
何とまぁ!ペット!!!見事に打ち抜かれてしまいました(爆)
しかもチカさんですね!チカさんなんですねッ!!
”彼のペット”の行で”誰なの?誰なの?ご主人様は!!”と
ひとり興奮しまくってましたが(爆)
めちゃ似合うッ!!(@゜▽゜@)
なにより召使さんがツボッ(爆)
コム姫にそっぽを向かれっぱなしのえりたんがッ!!
報われない役だけど、オイシイ役だわ~(@゜人゜@)

それにしても論者様セレクトは素晴らしいッ!
ほんまにずっと付いていきますから(爆)


  • toko さん |
  • 2007/04/26 (21:33) |
  • Edit |
  • 返信

 許容範囲オーバー

ペペ、ペ・・  ッと!!
・・・そう、そう!!言葉がなくても朝海さんのフェアリーな笑顔があれば!!
主人はやっぱ水さんですよね!
召使は、・・・風共のマミーが出てきた(笑)
召使というとマミー!なイメージがありますね(^^;)
サリエルもいいけど、やもすれば一緒にペットになってしまうからな・・(危)
やっぱり壮さんですね!
おっけぃ~ゆっきぃ~壊れ気味ぃ~。

昨日ですね!!昨日ですね!!!私のパソから、何故か新・コム論さんだけ、
「ページを表示できません」になって!!論者様どこいったの~??!!と軽く
(いや、かなり)パニックを起こしていました(笑)
「コム論」がなくなるのは、朝海さんが引退するのと同じ位イヤです~(涙)(←昨日のパニックの後遺症)
ふぅ~何でもなくてよかった~!

16日観劇決定おめでとうございます!やったやった♪私も2枚目GETしちゃいました!
論者様、皆様、ゴールデンウイークが待ち遠しいですね!
  • ゆっきぃ さん |
  • 2007/04/26 (22:13) |
  • Edit |
  • 返信

読みました。

ペット コムさんにぴったりですね。
「ノバボサノバ」の妖しい蝶。いいですね~。あの 身体にフィットした衣装。 あれは蝶だったんですか。(知らなかった)
コムさん 一生懸命捜して 見ました。(生で舞台 観たかったです。)
配役の所 読んで笑ってしまいました。
召使いは 私もサリエルがうかびました。 やっぱり 主人は水さんですよね~。

論者様 「原色」観られるようになってよかったですね。
私も 無理してでも 行きたくなってしまい チケット調べたんですけど とても手が出ませんでした。
感想 楽しみに待ってます。
  • roko さん |
  • 2007/04/27 (11:36) |
  • Edit |
  • 返信

壮さんのキャラ

toko様。
えりたんツボですか(笑)
何だか、朝海さんとえりたんの関係性は
えりたんはとっても朝海さんのことを慕っているのに
朝海さんはえりたんの裏をかいていそうな・・・(難)
でもそんなソッポ向かれているえりたんが
妙に面白かったです。(げらげら)
「食べておくれよぉぉ」とか言っちゃうえりたん。
笑いが止まりません(ばか)
新企画のためにカテゴリーまで増やしたのですが、
まだ手付かずのカテゴが2つもあるのに・・・
どうしましょうね・・・。



ゆっきぃ様。
そうそうそう!!
私も夜中に開けましたらですね、
入れませんでした(けろり)
たぶんメンテナンスだと思うんですけれど、
不意打ちはびっくらしますよね。
ちゃんと復活して良かったです^^
私もここが無くなると日常生活に支障をきたします。(危)

ささささッサリエル!!
彼女はペット派です(笑)水さん手いっぱいです。

2回ご観劇ですかぁぁぁ!素晴らしい!
東京ですよね?ゆっきぃ様は!
ご感想お待ちしております。



roko様。
「ノバボサ」妖しい蝶・・・という書き方で
分かってくださったroko様が素敵です(笑)
何て表現してよいのか分からずで、
確か「蝶」と書いてあった気がするのですが・・・^^;
朝海さんはメール夫人だったので
1人色白でとっても綺麗なのですが
一瞬しか映らないのでね・・・(怒)
コム雪の時代のDVDで沙央さんを
探すようなものでしょうか
(それは難しい)

roko様に分かりやすいよう、
心に伝わる文章が書けますよう
観劇に挑みます(戦)


  • 論者 さん |
  • 2007/04/27 (15:38) |
  • Edit |
  • 返信

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自己紹介:
私の毎日は朝海さん一色!!そんな約4年間の記録です。

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